【J1採点&寸評】広島×松本|広島が大量6ゴールで唯一の第2ステージ連勝を飾る

2015年07月16日 サッカーダイジェスト編集部

1ゴール・1アシストと充実感が漂う柏がMOM。

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】柏 好文(広島)

【試合内容】
 勢い良く試合に入った広島に対して松本は、3分に飯田がオウンゴールを献上し、3分後にも岩間がまさかのオウンゴール。広島は19分にもカウンターから3点目を奪い、前半のうちに試合の趨勢を決める。
 
 後半に入っても広島が集中力を切らすことなく試合を進めると、松本の最終ラインが我慢できなくなり、ドウグラスと柴﨑の2シャドーが得点を重ねて6-0の大勝を収めた。

【J1 PHOTOハイライト】2ndステージ・2節

【J1採点&寸評】全9試合の評価をチェック!

【チーム採点】
広島 7
開始早々にリードした状況を活かしてゲームを運び、効率良く得点を重ねた。守備陣も最後まで集中力を高く保って5試合ぶりに完封。松本に付け入る隙をまったく与えなかった。
 
松本 4.5
オウンゴールで献上した2失点によりゲームプランは崩壊。オビナのポストプレーから攻撃を組み立てたがボックス内まで良い形で入れず、広島のカウンターを止められなかった。
 
【広島|採点・寸評】
GK
1 林 卓人 6.5
枠内シュートは少なかったが、83分の石原のシュートはしっかりとセーブ。クロスにも落ち着いて対応し、5試合ぶりにクリーンシートを達成した。
 
DF
4 水本裕貴 6.5
不用意なボールロストはあったものの、集中力は高くキープ。身体を張って撥ね返し、制空権は譲らなかった。
 
5 千葉和彦 6.5
オビナにポストプレーを許すも、その後の対応が早かった。ポゼッションはノーミスで隙を見せなかった。
 
19 佐々木翔 6.5
移籍後リーグ戦初先発となったが、落ち着いてプレー。期待されたどおりに空中戦の強さを発揮してみせた。
 
MF
6 青山敏弘 6.5
高い位置に進出した場面もあったが、リスクを負うことなく、悠々とゲームを展開した。
 
8 森﨑和幸 6.5
冷静にゲームをコントロール。松本のプレスにもまったく慌てず、ボールを動かして試合を進めた。
 
18 柏 好文 7
2試合連続ゴールに加え、アシストも記録。躍動感のあるプレーで左サイドを崩した。充実感が漂っている。
 
27 清水航平 6.5
嫌らしいコースにクロスを入れて1点目のオウンゴールを誘発。出場機会をもらった時にはきっちりと結果を残している。
 
9 ドウグラス 6.5
ゴールは"おいしい"形だったが、守備でも攻撃でもチームに貢献していたからこそ。判断の正確性が高まっている。
 
30 柴﨑晃誠 7
華麗に2ゴールを奪って技術の高さを見せつけた。自身初となる1試合・2得点が今の好調さを物語っている。
 
FW
11 佐藤寿人 6
早い時間帯にリードしたことであまりボールが入らず。49分の決定機は決めたかったが、12年連続ふた桁ゴールは次戦以降にお預け。
 
交代出場
FW
29 浅野拓磨 6
なかなか自分の得点チャンスは作れなかった。それでもセルフィッシュにプレーせず、6点目の柴﨑の得点をお膳立て。
 
MF
7 森﨑浩司 6
第1ステージ5節以来のリーグ戦出場。点差が開いたこともあって見せ場は少なかったとはいえ、"復活の狼煙"となる一歩を踏み出した。
 
MF
28 丸谷拓也 -
2試合連続で試合終盤に途中出場。今節は難しい状況での起用ではなかったものの、監督の信頼は厚い。
 
監督
森保 一 6.5
3選手を入れ替えてもパフォーマンスは落ちず、前節の反省を活かして無失点で試合を終わらせた。

次ページ岩間のショッキングなオウンゴールで崩れ、大量6失点を喫す。

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