7位と低迷のユベントスは冬の移籍市場で複数選手を入れ替えか。マルシアルやザカリアらが“起爆剤”候補に

2021年12月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ラムジー、アルトゥール、マッケニー、ルガーニは放出へ

ユベントスの補強候補といわれるマルシアル。(C)Getty Images

 17節に昇格組のヴェネツィアと1-1で引き分け、7位と中位に甘んじているユベントスが冬の移籍市場で複数選手を入れ替える可能性が出てきた。

 これまでドゥシャン・ヴラホビッチ(フィオレンティーナ)やエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)、マウロ・イカルディ(パリ・サンジェルマン)らが補強候補に挙がっていたが、さらに新しい名前も浮上している。

『Gazzetta dello Sport』紙や『Tuttosport』紙などによると、ユベントスは1月に中盤のアーロン・ラムジー、アルトゥール、ウェストン・マッケニー、CBのダニエレ・ルガーニを放出して、FWアントニー・マルシアル(マンチェスター・U)、MFデニス・ザカリア(ボルシアMG)、MFニコロ・ロベッラ(ジェノア)、DFフェデリコ・ガッティ(フロジノーネ=セリエB)を獲得する可能性があるというのだ。

『Gazzetta dello Sport』紙は、「マルシアルは出場機会を求めて1月に移籍する意向をマンチェスター・Uに伝えた」と報じ、ユベントスはレンタルでの獲得を希望。同じく興味を示しているアトレティコ・マドリーと争奪戦の状況だという。さらに前線の選手では、サッスオーロのジャンルカ・スカマッカの名前も補強リストに挙がっているようだが、こちらは早くても夏になるようだ。

 ただ、夏の最優先のターゲットはヴラホビッチで変わりないとも伝えており、レンタル期間が終了するアルバロ・モラタが退団するなら(完全移籍の場合、3500万ユーロをA・マドリーに払う必要がある)、スカマッカとヴラホビッチの2枚獲りの可能性もあるという。
 
 中盤の目玉はボスマン・プレーヤーのザカリアだ。『Tuttosport』紙によると、元々は来夏の移籍市場のターゲットだったが、起爆剤としてマッシミリアーノ・アッレーグリ監督が冬の獲得を要望。司令塔のマヌエル・ロカテッリの相棒として、フィジカルとパワーに優れたセントラルMFを迎えたいという。

 同じ中盤では21年1月に獲得し、そのままジェノアに貸し出しているロベッラを緊急復帰させるプランもあるという。ロベッラは19位と下位に沈むジェノアにあって、20歳ながら司令塔としてチームの中心選手としてプレーしている有望株。ユベントスはロベッラを戻す代わりに、下部組織出身でセリエBのヴィチェンツァに貸し出している、同じく20歳でセントラルMFのフィリッポ・ラノッキアをジェノアに貸し出す意向のようだ。

 最終ラインにも若手を加えそうだ。冬の移籍市場で退団が濃厚なルガーニに代わり、セリエBのフロジノーネでプレーする190センチのCBフェデリコ・ガッティに関心を示している。この23歳にはアタランタも興味を示しているという。

 低迷する現状を打破するため、冬の移籍市場で複数選手を入れ替えそうなユベントス。はたしてどのような動きを見せるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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