現地時間12月12日に開催されたパラグアイのスーパーカップ決勝で、セロ・ポルテーニョとオリンピアが激突。首都アスンシオンに根差したクラブ同士でパラグアイ版クラシコとも呼ばれるこの一戦で、事件はキックオフ直前に起きていた。

　英紙『The Sun』によれば、ポルテーニョのGKジャン・フェルナンデスは、スタートに備えゴールマウスに付いたところで、何やら敵のファンに向けジェスチャー。この行為がVARでの審議対象となり、その結果、挑発的かつ退場に値する行為という判定に。ブラジル人守護神はなんと、出場時間０秒でピッチを後にすることを余儀なくされたのだ。
【動画】一体何をしたのか？26歳GKのジェスチャーをチェック

　まさかの一発レッドに、名門サンパウロからレンタルで加入しているフェルナンデスは、SNSで猛抗議。母国でサッカー選手がお祝いに使う、「ベープ」と呼ばれるファンク音楽のジェスチャーをしただけだと主張している。
 

「いつもしているように、ゴールポストの脇にロザリオを置こうとしたとき、ライバルのファンが爆竹を含むいくつかのものを僕に投げつけ始めた。だからブラジルでは当たり前のジェスチャーをして反応したんだ。審判がどう思ったかは知らないが、結局はレッドカードをもらってしまった。誤解だったんだ」

　なお、試合前の退場であったことから、ポルテーニョは11人での戦いを許可されたが、あえなく１-３で敗戦。地元報道によると、クラブはシュールな退場処分を受けて、フェルナンデスの買い取り計画を断念することを検討しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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