【徳島│メモリアルフォトギャラリー付】「調子乗り世代」の門番、青山隼が異例となるシーズン中に現役引退を発表

2015年07月14日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

理想のプレーできず「葛藤」の末に決断! 8月8日の28節、徳島-水戸戦で引退セレモニー。

07年、カナダU-20ワールドカップのグループリーグ初戦・スコットランド戦で、貴重な3点目を奪取(日本が3-1で勝利)。この一撃で、チームは勢いに乗った。写真:サッカーダイジェスト写真部

 徳島は7月14日、DF青山隼が現役引退すると発表した。本人の申し出をクラブが承諾し、双方合意のうえで契約を解除した。シーズン途中での異例となる"決断"となった。
 
 本人は徳島の公式HPに長めのコメントを発表。そのなかで、
 
「9年半の間、名古屋、C大阪、徳島、そして浦和という4つのクラブでユニホームを着ることができた経験と、多くの人との出会いは僕の財産となりました。
 
 僕のサッカー選手としてのキャリアは徳島ヴォルティスというクラブの発展とともにあったという想いが強いです」と語り、2013年に国立競技場で成し遂げたJ1昇格について、「あの日は生涯忘れることのない1日です」と振り返っている。
 
 一方、引退の理由について、「J1での戦いは1シーズン限りになってしまい、もう一度チャレンジしようとスタートしたが、自分自身が思い描いたプレーとのギャップに気付き、その気持ちが全力で臨もうとする自分との葛藤を生んでいた。

 その葛藤に勝てないのであれば、これ以上はピッチに立つわけにはいかないと思い、プロとしてのキャリアを今日終えることを決断しました」と胸中を明かしている。
 
 8月8日の28節、徳島-水戸戦(鳴門大塚/19時開始)で、「一番長くユニホームを着た、ここ徳島の皆様の前で」引退セレモニーが行なわれる予定だ。
 
 

次ページ今後は、「どんな道に進んでも、常に全力でぶつかっていきたい」。

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