異論は認めず!“my”ベスト11|美しく、正確で、意外性に富んだGX10の魔法の左足。まだJで見たい【記者の視点】

2021年12月09日 飯間 健

鳥栖の高橋は、スパイクは脱いでも走り続けていくだろう

飯間記者選定の「myベストイレブン」。

 先日のJリーグアウォーズで発表された今季のベストイレブン。それとは一線を画すような11人を選ぶとするなら、どんな顔ぶれになるか。活躍度は込みだとして、印象的なプレー、人柄、将来性、単純な好み……選定基準はなんでもアリ。スポーツニッポン新聞社の飯間健記者に、一時代を築いたレジェンドたちの功績に感謝を込めて、今季の「myベストイレブン」を選定してもらった。異論は、認めない。

――◆――◆――
 
GK ヤクブ・スウォビィク(仙台)
J2降格してしまったが、再三の神セーブで苦しいチームを最後尾から支えた。

DF 槙野智章(浦和)
ピッチ内外でJを盛り上げた1人。トップリーグ担当審判員から勇退する村上伸次氏のラストマッチでユニホームを脱ぎ、手書きメッセージが入ったアンダーシャツで感謝の気持ちを伝えた。ユーモアと感動が融和したシーンだった。

DF キム・ヨングォン(G大阪)
今季限りで退団するが、その左足から繰り出されるパスとファウルなしで止める技術はエレガントそのもの。彼が最終ラインにいるだけで安心感があった。

DF 宇賀神友弥(浦和)
浦和一筋12年の左サイドバックは来季新天地を求めることになる。奉仕活動にも積極的に取り組む姿勢は尊敬に値する。

MF 阿部勇樹(浦和)
言わずと知れたレジェンド。10年南アW杯での活躍は今も鮮明に残る。今後は指導者を目指す予定で「阿部ちゃん2世」育成に期待。

MF 高橋義希(鳥栖)
ミスターハードワーク。16年から2年連続でJ1年間走行距離1位。今季限りでスパイクは脱いでも、今後も走り続けていくだろう。

MF ガブリエル・シャビエル(名古屋)
その左足は「魔法」。美しく、正確で、意外性に富んだ。J2降格で苦しんだ17年、クラブを1年で再昇格に導いたGX10。来季はどこでプレーするのか…まだJで見たい。

MF 小野裕二(G大阪)
G大阪在籍は2年間。それでも大人しい選手が多いチームにあって、彼の闘争心剥き出しのスタイルは見る者の心を響かせた。

FW ジェイ(札幌)
圧倒的なフィジカルと高さで制空権を掌握。Jに残した存在感は色濃く残る。

FW 大久保嘉人(C大阪)
J1最多191得点、史上初の3年連続得点王。当面の目標「ゴルフ90切り」を達成した後には、ぜひストライカーを育成してもらいたい。

FW 三浦知良(横浜FC)
今オフの移籍が取りざたされるキングだが、来年55歳を迎えても衰えない情熱は畏敬。チャレンジするのに年齢は関係ないと証明。

取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)

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