イブラヒモビッチが考える“史上最強の選手”は?「真似したかったけどできなかった」 

2021年12月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「家族以上の存在」と語ったのは?

様々なビッグネームについて語ったイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

 ミランのズラタン・イブラヒモビッチが12月5日、イタリア『Rai』の番組「Che tempo che fa」に出演し、サッカー界の様々なビッグネームについて語った。『Gazzetta dello Sport』紙が報じている。

 司会者が見せる写真について答えるかたちで、イブラヒモビッチはアヤックスやミランのレジェンドOBマルコ・ファン・バステンについて「困らされた」と表現している。

「アヤックス時代に彼と比較されたんだ。あまりにプレッシャーが大きかったんだよ」

 あのイブラヒモビッチでも重圧を感じることがあったようだ。ただ、彼があこがれたのは、ファン・バステンではなく、インテル時代に対戦したこともある元ブラジル代表の"怪物"ロナウドだ。

「史上最強だ。オレはすべてにおいて彼を真似したかった。でも、彼のスピードがなかったんだ」

 インテルやマンチェスター・ユナイテッドで指導を受けたジョゼ・モウリーニョ監督は、「スペシャルワン」だと答えている。

「彼は親友だ。偉大な監督だよ。ピッチの内外でオレを成長させてくれた」

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 パリ・サンジェルマンで薫陶を受けたカルロ・アンチェロッティには、「素晴らしい人物だ」と、人間性に賛辞を寄せた。

「パリSGを去るとき、彼に電話したんだ。すると彼はこう言ってきた。『もう私をミステル(監督)と呼ぶんじゃない。今はただの友達だ』とね」

 友人以上の存在が、代理人のミーノ・ライオラだ。その剛腕ぶりから様々な声が寄せられるライオラだが、イブラヒモビッチは「すべてだ」と評している。

「彼は友人であり、代理人であり、父であり、常にそばにいる。なんとでも呼べるが、家族以上だよ」

 だがもちろん、真の家族にはかなわないだろう。息子たちの写真を見せられると、イブラヒモビッチは「オレのニンジャたちだ」と目を潤ませた。

「オレにとってのすべてだよ」

 自らを「王」「神」と語る男の魅力は、そんな人間らしさにもある。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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