南野拓実は限られた出場機会の中で結果を残そうと必死に戦っている。その姿勢を評価する声は少なくない。一方で、リバプールで定着できるか疑問視する声が絶えないのも確かだ。

　先発フル出場したリーグ・カップの２試合で３得点を挙げた南野は、負傷者などのチーム事情もあり、11月からピッチに立つ回数が増えた。11月24日のチャンピオンズ・リーグ（CL）前節ポルト戦ではフル出場している。

　それでも、プレミアリーグでは５試合連続出場を果たしたとはいえ、終盤の投入でプレー時間がほとんどないのは変わらない。12月４日のウォルバーハンプトン戦では、６試合ぶりに出場機会がなかった。

　リバプールのレジェンドであるOBのマーク・ローレンソンは、南野のプレーを評価している。だが、マージーサイドで飛躍を遂げられるかどうかは分からないと述べた。

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『INSIDE FUTBOL』によると、ローレンソンは『LFC TV』のプレビュー番組で「これほど走る選手は見たことがない。彼はどこでも走る」と南野を称賛しつつ、売却される可能性もあると示唆している。

「彼はトッププレーヤーになるはずだ。それをここ（リバプール）でするかどうかは分からない。最悪、彼がそれをできないと判断すれば、我々は彼で大金を得るだろう」

　南野自身は先日、クラブの公式サイトで、「限られた時間の中でも、チャンスを与えられれば、100％の力を発揮するためにベストを尽くす」と強調。得点を挙げることが自身の役割で、そのためにもゴールの近くでプレーしたいと話した。一方で、決めるのはユルゲン・クロップ監督だとも強調し、評価されるユーティリティ性を生かしたいと意気込んだ。

　南野はリバプールでトッププレーヤーになれるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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