【徳島】降格決定も…「これが終わりじゃない」キャプテン岩尾憲がスピーチ。「1年で絶対に戻ってくる」指揮官が宣言!

2021年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

2014年当時を大きく上回る戦績を残すも…

最終節で広島に敗れ、徳島のJ2降格が決定した。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは12月4日、J1最終節の10試合を各地で開催。徳島ヴォルティスはホームでサンフレッチェ広島と対戦し、2-4で敗戦。勝点36の17位でシーズンを終え、来季のJ2降格が決定した。

 この結果を受けて、今季37試合に出場し、チームを支えてきたキャプテンの岩尾憲は試合後にこうスピーチした。

「J1へ昇格を決めたあの歓喜から、絶対に残留したいと心に決めてから1年、ファンにその報告ができなかったことを申し訳なく思います。

 ピッチの中でこの1年間起きたこと、ピッチ外で起きてきたこと、そのすべてに向き合ってきた自信があります。後ろにいるスタッフも、選手も、苦しい状況から逃げることなく、今日までチームとして進んできたと胸を張って言えます。だからこそ、皆さんに今日笑顔でこの挨拶をしたいと思って来ましたが、そうならなかったことを、重ね重ね申し訳なく思います。

 苦しいですが、これが終わりじゃないですし、降格したとしても、残留していたとしても、このクラブは前に進んでいかないといけない。そして、サポーターの皆様、スポンサーの皆様に、サッカーが素晴らしいということを伝え続けなければいけないと思います。

 今日はこの悔しさを胸にスタジアムを後にしますが、もっと大きな未来を見据えて努力する姿勢は変えてはいけないと思います。こんなにもまとまらないスピーチは初めてですが、今日可能性を信じてここに集まってくださった全ての皆様、映像の向こう側で応援して下さった皆様、1年間本当にありがとうございました」
 
 昨季J2で優勝し、2014年以来7シーズンぶりにJ1の舞台を戦った徳島は、10勝6分22敗の勝点36、得点34・失点55で試合数こそ違うものの、当時を大きく上回る戦績を残した。

 今季から指揮を執るダニエル・ポヤトス監督は、「プレシーズンから監督が来日できず、難しいスタートを切りました。ただ、そんな状況のなかでも、選手、スタッフ全員が最後まで力を出し切って戦ってきました」と語り、「皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、もう一度この舞台に1年で絶対に戻ってくるとお約束したい」と今後への意気込みを語った。

【動画】岸本武流の2試合連続ゴールで反撃の狼煙を上げる!徳島意地の一撃をチェック!

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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