「僕はファンから愛されてないと思う」フランクフルト鎌田大地が現地紙のインタビューに赤裸々告白!「移籍せずに残ってよかった」

2021年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕のプレースタイルが批判されていることも知っている」

ブンデスよりもヨーロッパリーグでの活躍が目立っている鎌田。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地が、現地12月2日付けの現地紙『hessenschau』のロングインタビューに登場。チーム状況やファンの評価などについて、赤裸々に語っている。

 アディ・ヒュッターからオリバー・グラスナーに監督が交代した今シーズンは、開幕当初から低迷が続き、一時は降格圏まで落ち込んだフランクフルトだが、ここに来てようやく調子が上向き、国内リーグでは10位まで順位を上げている。 

 鎌田は監督交代で「すべてが変化した」と語っている。

「昨シーズンまでのものはすべてリセットされ、全員がゼロからのスタートだった。何人かの同僚が去って、新しい選手も来た。フォーメーションもトレーニングのデザインやルートも変わって、僕のプレースタイルも変わって来たと思う。

 監督はチームがどうすれば強くなるかということを理解していて、僕らもそれに対して理解を深められている。監督の望むことを理解できるようになるまで時間はかかったけど、これ以降は一歩ずつ発展していくだけ。まだ長い道のりだけれど、手応えはある」

 また、記者からチーム好調の要因として、先輩の長谷部誠について尋ねられると、このように答えている。

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「長谷部選手は、とても多くの経験を積んでいる。すべての試合に出場しているわけではないけれど、出場すれば、高いパフォーマンスを発揮する。それは監督にとってもチームにとっても良いことで、試合をこなしていくうえで、ああいう選手に頼ることができるのは、誰だってありがたいはず。僕は2017年にここに来て、とてもお世話になった。通訳をやってくれたり、ドイツのサッカーについて説明してくれたり。今はもうそこまで助けは必要ないけれど、素晴らしいチームメイトだ」
 
 そして、ファンからの批判的な評価についても「把握している」と語った。

「ドイツ語の文章が日本語に訳されていると、読むことがある。何よりもチームメイトや監督の言葉が大切で、彼らが僕に満足していれば、僕も満足する。自分のパフォーマンスについて、フランクフルトのファンの間では、かなり批判的にみられていることも知っている。同僚や監督の意見を聞くことも大事だけれど、ファンの声もとても重要だと思っている。フランクフルトは居心地がいいけれど、サッカーの観点からみると、ファンからはそれほど愛されていないことは、自分でもわかっている」

 そして、2023年6月末までの契約や今夏に浮上した移籍についてはこのように振り返っている。

「契約延長の話については、エージェントと何も話していないので分からないけれど、移籍については、もし夏にジェノアに移籍していたら、自分のキャリアがどうなっていたかは分からない。ただ、振り返ってみれば、残って良かったと思っている」

 ELでは3試合連続ゴールと波に乗っている鎌田だが、ブンデスリーガでのスコアポイントはここまで1アシストに留まっている。チームの調子が上向く中、背番号15が勢いに乗れるかどうかは、上位進出のカギを握っているといえそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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