「敵ウイングを無力化する」冨安健洋を英紙が絶賛も…モダンなDFではないとの評価?「昔ながらの右SB」

2021年12月02日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「努力や規律の正しさでアーセナルのファンを魅了している」

ソリッドな守備を英紙に評価された冨安。(C)Getty Images

 冨安健洋の加入だけが、アーセナルの今シーズンを変えたわけではない。だが、日本代表DFのデビュー以降、チームが好調に転じたことも確かだ。

 チャンピオンズ・リーグ出場ラインに1ポイント差の5位につけるミケル・アルテタ監督のチームは、開幕から3試合で無得点・9失点の3連敗で最下位と最悪の状況にあった。ところが、第4節ノーリッジ戦で冨安(ら)がデビューしてからは、10試合で7勝2分け1敗という成績だ。

 12月1日、英紙『THE Sun』は「好転に大きく貢献したひとりがタケヒロ・トミヤスだ」と賛辞を寄せた。

「日本代表DFは右SBのファーストチョイスとして定着し、その努力や規律の正しさでアーセナルのファンを魅了している」

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 同紙が評価しているのは、冨安のソリッドなパフォーマンスだ。「技術や攻撃力で目を引くことはないかもしれないが、近年のアーセナルが求めていた選手像にぴったり」と称賛した。

「縁起が悪くなるのは望まないが、彼の最大の特長は、安定性と信頼性だ。天性のDFで、クロスのブロック、ヘディング、相手ウイングの脅威の無効化という能力を誇る。多くの点で昔ながらの右SBだが、だからといって組み立て向上に貢献していないわけではない」

 さらに、『THE Sun』は「この数年、アーセナルには才能ある選手たちがいたが、度重なるミスで落ち込んだり、大きな変調に苦しんできた」と続けている。

「彼らはトミヤスという、ファンが見たいと期待し、どの試合でも全力を尽くして、毎週7点のパフォーマンスができる選手を見つけたようだ」

 アーセナルは2日、敵地オールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦というビッグマッチに臨む。冨安は大一番でも安定のパフォーマンスで評価をさらに高めることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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