バイエルンとJFAがパートナー契約の延長を発表! カーンCEOが所属する熊谷紗希に賛辞「ワールドクラスの活躍」

2021年12月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2024年までの3年間の延長に合意

今シーズンから古巣であるバイエルンのCEOに就任したカーン。
(C)Getty Images

 日本サッカー協会(JFA)が11月30日、バイエルン・ミュンヘンとのパートナーシップ協定を更新したことを発表した。

 両者は2018年に、関係強化やお互いのサッカー界の発展のため、積極的に相互協力を図ることを目的にパートナーシップを締結。そして、この度2024年までの3年間の延長にサインしたという。

 今回発表された協定内容は、「JFAアカデミーとバイエルンアカデミーとの関係強化や育成分野での情報交換・交流」、「トップチームレベルでの連携強化・交流」、「グラスルーツプログラムの実施・交流」、「日本のアンダーカテゴリー代表へのサポート」、「オンラインワークショップ開催」の分野における相互利益、促進、成長、成功に向けた両者の関係の強化だ。

 今回の契約延長に関して、元ドイツ代表GKで、現在はバイエルンのCEOを務めるオリバー・カーンはこのようにコメントしている。

「2002年のワールドカップでは日本人のサッカーへの情熱を、身をもって体験することができました。世界トップクラスの選手を育成するという共通の目標を達成するためにも、今後はさらなる緊密な交流が必要です。そして、ワールドクラスの活躍を見せる熊谷紗希選手が女子のトップチームに所属していることをとても誇りに思っています」
 
 また、JFAの田嶋幸三会長は、「パートナーシップ協定の延長を大変うれしく思います。バイエルンは世界でもトップ・オブ・トップのクラブで、選手育成やチーム強化など、学ぶべきことが多くあります。2018年以降、様々な分野で連携していますが、とくに育成年代の選手派遣を通じて、指導方法や選手の才能の見分け方など、非常に貴重な情報を共有していただいています」と、これまでのパートナーシップの成果について述べた。

 さらに田嶋会長は、「現在、熊谷選手が女子のトップチームに所属していますが、今後は女子についても育成年代の選手の派遣を開始し、それぞれの発展に生かしていきたいと考えています」と、女子選手の交流にも意欲を示している。

 JFAは現在、バイエルンのほか、フランス・サッカー連盟やベトナム・サッカー協会、パラグアイ・サッカー協会など、計27の連盟・協会・クラブとパートナーシップ協定を締結し、様々な取り組みを行なっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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