早くもリーグ戦5敗目のユーベ、試合後の態度にOBバルザーリが苦言!「罵倒されたくないのか…」

2021年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

アタランタにホームで敗れたのはセリエAでは1989年以来

アタランタ戦後、スタンドにあいさつに行ったのは、(左から)シュチェスニー、ディバラ、デリフトら5人のみだった。(C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)での惨敗に続き、セリエAでも手痛い黒星だ。

 11月27日、ユベントスは第14節でアタランタをホームに迎えて0-1で敗れた。前半にドゥバン・サパタの先制点を許すと、後半は攻め立てながらも得点を挙げられず。アタランタにホームで敗れたのは、セリエAでは1989年以来のことだ。

 早くも今シーズン5つ目の黒星をつけられたユーベは、4位アタランタとすでに7ポイント差。CL出場権確保に黄信号がともりつつある。『Gazzetta dello Sport』紙のアンケートでは、9000人近いユーザーのうち、じつに約8割が「ノー」と回答。ユーベが欧州最高峰の舞台から消えると予想している。

 当然、ファンの怒りは想像にかたくない。だからなのか、『Gazzetta dello Sport』紙によると、試合後にホームのゴール裏スタンドに陣取るサポーターへあいさつしに行ったユーベの選手は、わずか5人だけだったという。パウロ・ディバラ、レオナルド・ボヌッチ、ファン・クアドラード、ヴォイチェフ・シュチェスニー、そしてマタイス・デリフトのみだ。

【動画】ユベントスが5敗目を喫したアタランタ戦のハイライト
 ユーベOBのアンドレア・バルザーリは、「ビッグクラブでうまくやれないと落胆は大きい。ブーイングや罵倒を受けたくないかもしれない」と話している。

「だが、5~6選手は不十分だ。もっと必要だよ」

 マッシミリアーノ・アッレーグリ監督は「我々にできるのはパフォーマンスへの取り組みを続け、試合で勝利を目指すことだけだ」と述べた。

「現実的になる必要がある。今の我々は現在の順位の価値ということだ。仕事を続け、得点を挙げないと。(次節に向け)すべてをゼロにしなければならない」

 2019年、ユーベはアッレーグリに代えてマウリツィオ・サッリを招聘し、セリエAで9連覇を達成したものの、1年で監督交代に踏み切った。そしてアンドレア・ピルロが監督業に初挑戦した昨季は王座から陥落。一度は別れを告げたアッレーグリを呼び戻した。

 だが、CLでは2節を残して決勝トーナメント進出を決めたものの、アッレーグリ第2次政権のユーベは国内で低調にあえいでいる。ユーベとアッレーグリは、厳しい状況を乗り越え、笑顔のサポーターにあいさつに行けるようになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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