リーグ得点王を目指すL・ダミアンがトップに並ぶ2ゴール!!川崎がG大阪を4-1で下す

2021年11月27日 本田健介(サッカーダイジェスト)

G大阪は宇佐美が個人技で1点を奪うも

ゴールを挙げたL・ダミアンと旗手。チームを勝利に導いた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第37節]川崎4-1G大阪/11月27日/等々力

 11月27日、J1の37節、川崎とG大阪の一戦が等々力陸上競技場で開催された。

 すでに今季の優勝を決めている川崎は、27勝7分2敗、76得点・26失点、勝点88という成績をさらに上積みするために勝利を目指す一方、13位のG大阪も来季への足がかりが欲しいところだろう。

 川崎はCBのジェジエウを怪我で欠くが、従来の4-3-3。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根視来、谷口彰悟、車屋紳太郎、登里享平、中盤はアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗、旗手怜央、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョが入った。

 対するG大阪は4-4-2。GKは東口順昭、4バックは右から柳澤亘、菅沼駿哉、昌子源、藤春廣輝、ボランチは井手口陽介、奥野耕平、中盤2列目は右に小野瀬康介、左に福田湧矢、2トップにはパトリック、宇佐美貴史が入った。 

 開始早々に試合を動かしたのはホームの川崎だった。7分、左サイドで登里とパス交換したマルシーニョがサイドチェンジ。このボールを右サイドで待っていた山根がダイレクトでグラウンダーのクロスを送り、走り込んだL・ダミアンがヒールで決めた。

 そして2分後には川崎が追加点を奪う。右サイドでボールを受けた家長がファーサイドへクロス。これをマルシーニョが頭で折り返し、走り込んだ旗手が頭で押し込んだ。

 一方、G大阪も反撃。17分には川崎のミスから中盤でボールを奪い、素早く攻めると、パトリックとのワンツーからドリブルを開始した宇佐美がカバーにきた谷口らをかわして、一人で突破してゴールを決めてみせた。

 その後はともに決定機は作り出せず、前半は2-1で川崎のリードで折り返した。
 ハーフタイムでの交代はともになし。46分には脇坂のスルーパスからマルシーニョが抜け出すも、シュートはG大阪のGK東口に止められた。対するG大阪も左からのクロスを宇佐美が頭で合わせるもバーに弾かれた。

 その後、川崎は大島僚太、小林悠、遠野大弥ら、G大阪は小野裕二、ウェリントン・シウバらを投入してゴールを狙う。

 すると85分に川崎が突き放す。左の遠野が右の小林へパスを送ると、小林は溜め、後方からオーバーラップしたSBの山根へパス。山根はダイレクトでクロスを送り、中央で待っていたL・ダミアンが決めた。

 そして後半アディショナルタイムには遠野のCKから車屋が頭で決めてさらにゴールを加えた川崎が4-1で勝利。横浜の前田大然と得点王を争うL・ダミアンは2ゴールを加え、トータルで今季22ゴールとして前田と首位で並んだ。最終節は得点王争いにも注目が集まる。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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