ラングニックがユナイテッドの暫定監督就任で合意か? リバプール指揮官クロップも報道に反応「良い知らせではないね」

2021年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

早ければ12月2日のアーセナル戦から指揮か

クロップやトゥヘルにも多大な影響を与えたラングニック。ユナイテッドにどのような変化をもたらすか。 (C)Getty Images

 オレ・グンナー・スールシャールを解任したマンチェスター・ユナイテッドの後任監督に、ラルフ・ラングニックの就任が迫っているようだ。現地時間11月26日付けで『ManchesterEveningNews』が伝えている。

 21日にスールシャール監督の更迭を発表して以降、ユナイテッドはアシスタントコーチを務めていたマイケル・キャリックが暫定で指揮し、チャンピオンズ・リーグ(CL)第5節ビジャレアル戦は2-0で勝利を収めた。

 そんななか、今シーズン終了までの暫定監督にラングニックを招聘する可能性が現実味を帯びている。同紙によれば、現在ロコモティブ・モスクワのスポーツ管理部門の責任者を務めているが、クラブ間で合意に達したという。諸々の手続きのために週内の発表は難しいようだが、早ければ12月2日に予定されているアーセナル戦で指揮を執る可能性もあるようだ。

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「ラングニックはドイツサッカー界におけるパイオニア的な存在だ。彼はユルゲン・クロップ、トーマス・トゥヘル、ユリアン・ナーゲルスマンといった監督に多大な影響を与え、彼が提唱したゲーゲンプレッシングという概念は、今やすべてのエリートチームの柱となっている。

 彼のマネジメント能力は言わずもがなで、情熱的なカリスマだ。RBライプツィヒの躍進は彼の手腕によるものであり、育成や移籍にも抜かりない。同クラブはナビ・ケイタ(リバプール)、ティモ・ヴェルナー(チェルシー)の出身地である」(『ManchesterEveningNews』)

 ちなみに、ラングニックに影響を受けたうちのひとりであるクロップは、サウサンプトン戦を控えた記者会見でこの件について問われると、「良いニュースではないね」とコメントしている。

「僕らだけじゃなく、ユナイテッド以外すべてのチームにとってそうだろう。ラルフは明らかに経験豊富な監督だ。彼の手腕は、ホッフェンハイムとライプツィヒを育て上げ、他のクラブの脅威となるまでになったことで証明されている。ユナイテッドはフィールド上で組織化されるだろうし、我々はそれを認識しなければならない」

 ドイツの名将を迎え入れるユナイテッドにどのような変化が訪れるのか。ライバルクラブも注視している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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