【J1展望】2ndステージ・1節|湘南 – 名古屋|藤田祥とノヴァコヴィッチ、長身ストライカーが鍵を握る!?

2015年07月10日 サッカーダイジェスト編集部

湘南――切り札に「W藤田」がいるのは心強い 名古屋――闘莉王の号令のもと高めたポゼッションスタイルを活かせるか

怪我人 湘南=なし、名古屋=田口、ダニルソン、野田、田鍋、青木、L・ドミンゲス、佐藤
出場停止 湘南=なし 名古屋=なし

J1リーグ ndステージ・1節
湘南ベルマーレ 名古屋グランパス
7月11日(土)/18:00Shonan BMWスタジアム平塚
 
湘南ベルマーレ
1stステージ成績:10位 勝点22 6勝4分7敗 20得点・24失点
 
【最新チーム事情】
ディテールにこだわる練習で精度アップ!
●固定されつつある前線トライアングルに爆発の予感。
●点が欲しい展開になれば、"W藤田"の投入も?
 
【担当記者の視点】
 スタメンは劇的勝利を飾った第1ステージ最終節の松本戦と同じ顔触れが予想される。中断期間中はよりディテールにこだわった練習を繰り返し、連係のリズムも非常に良くなっている。特に前線の大槻、高山、大竹のトライアングルは互いの特長を出し合って噛み合い出し、爆発の予感が漂う。
 
 松本戦で決勝ゴールをねじ込んだ藤田祥、軽傷から復帰した藤田征も非常に調子が良く、先発起用もあり得るか。ベンチスタートであれば、切り札として、このふたりがいるのは心強い。
 
「クロスを上げてくれる選手が多く、自分のストロングポイントを活かせる」と語る藤田祥が、藤田征からの高精度クロスで決める――という場面が見られるか。
 
 第1ステージの対戦では、良い流れで試合に入ったものの、ミスから失点するとそのままリズムを崩して敗れた。同じミスだけは繰り返せない。夏といえば、湘南の季節。ここで勝てば、勢いに乗れるはずだ!

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名古屋グランパス
1stステージ成績:9位 勝点22 6勝4分7敗 18得点・18失点
 
【最新チーム事情】
●ボランチに竹内を抜擢か。
●1トップはノヴァコヴィッチの先発が濃厚。
●ポゼッションとカウンターの融合で快勝スタートだ!
 
【担当記者の視点】
 第1ステージ終了後、チームは7月頭から5日間、飛騨古川で「コンディションの回復」(西野監督)を目的としたミニキャンプを行なった。そんななか組まれた紅白戦では、多くの主力が負傷離脱中のボランチにCBの竹内を配置するテストをしている。
 
 最も問われるのは、第1ステージ終盤で見られた不安定な戦いぶりを払拭できるか。特に攻撃面は、カウンター以外で打開策を見出せず「ゴール欠乏症」に陥った。中断期間中には攻撃オプションを増やそうと、闘莉王の号令の下、つなぎの意識を強調したポゼッションスタイルにも取り組んでおり、その成果が注目される。また、今回はノヴァコヴィッチの1トップ起用が濃厚で、彼の高さをどう活かすかもポイントになる。
 
 湘南との5月の対戦では、カウンターがハマって3-0の快勝を飾った。とはいえ、今回はアウェーであり、同じような展開は望めない。カウンターとポゼッションを使い分けて快勝を飾り、不振に陥った第1ステージとはひと味違った名古屋スタイルを見せてもらいたい。
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