【J1展望】2ndステージ・1節|仙台-広島|ともに堅守が武器。先制点を奪って流れを手にするのは?

2015年07月10日 サッカーダイジェスト編集部

仙台――リベンジマッチを制して、目標へ一気に駆け抜ける。 広島――相性の悪いユアスタだけに先制して主導権を握りたい。

故障者/仙台=石川直、ウイルソン、金久保、村上 広島=塩谷、川崎
出場停止/仙台=なし 広島=なし

J1リーグ 2ndステージ・1節
ベガルタ仙台‐サンフレッチェ広島
7月11日(土)/18:00/ユアテックスタジアム仙台
 
ベガルタ仙台
1stステージ成績:7位 勝点23 6勝5分6敗 27得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●R・ロペスと二見が静岡でのミニキャンプ後に全体練習に合流。
●金久保が今週の練習を回避。別メニュー調整のため、出場は厳しいか。
●長期離脱中の石川直は復帰に向けて順調に回復している模様。
●奥埜、金園、R・ロペスの3名とも好調。2トップは誰になるのか。
 
【担当記者の視点】
 第1ステージ最終節で名古屋に完勝して7位でフィニッシュ。ただ積み上げた勝点は23と、開幕前から渡邉監督が口にしている目標の「勝点50」の半分に届いていない。残りの勝点27を手にするためにも、スタートダッシュを決めたいところだ。
 
 第2ステージ最初の対戦相手となる広島には、第1ステージ・9節で仙台がやりたいことを逆にやられて敗れた苦い思い出がある。だが、あの時とは状況が違う。リーグ戦7戦勝利なしを乗り越えた精神的な強さ、そして最後の4試合を3勝1分(9得点・1失点)で終えた勢い、なによりチームの成熟度は格段に上がっている。
 
 勝点3を得るためには、まずは堅守を見せつけて無失点に抑えることが大前提。そのうえで、鋭いカウンターや人数をかけた攻撃など多彩なパターンでゴールを陥れ、ホームに集まった観客に歓喜を届けたい。

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サンフレッチェ広島
1stステージ成績:3位 勝点34 10勝4分3敗 29得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●塩谷にまだ復帰のメドが立たず。
●木曜日の紅白戦で浅野と柴﨑がゴール。攻撃陣は好調を維持。
●アウェーでは2戦連続先制ゴール被弾中と守備の修正は急務。
●練習試合では森﨑浩・清水もゴールとポジション争いはさらに激化。
●東アジアカップの予備登録メンバーに水本、塩谷、柴﨑、青山、浅野が選出。
 
【担当記者の視点】
 第1ステージラスト6試合は不敗ということもあり、メンバーはよほどのトラブルがない限り、大きな変更はないはず。
 
 ただ、塩谷の復帰が遅れてしまったのは誤算だろう。彼が不在の2試合で3失点。特に鳥栖戦では放り込みによるパワープレーに苦しんだ。ビルドアップの正確性を買われて2試合連続スタメンを務めた宮原だが、状況次第では佐々木という選択肢もある。
 
 アウェーでは2試合連続して先制点を許している。ユアスタでは過去1勝3分2敗と相性は悪いだけになおさら、先制点を許す展開は避けたいところだ。
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