【J1展望】2ndステージ・1節|清水-神戸| 懸念の守備は、レアンドロら神戸攻撃陣を弾き返せるか

2015年07月10日 サッカーダイジェスト編集部

清水――最下位脱出に向け、守備の再建に手応え。 神戸――前半戦で2連敗も苦手意識はナシ。

故障者/清水=平岡、三浦、白崎 神戸=高橋峻
出場停止/清水=なし 神戸=なし

清水エスパルス
1stステージ成績:18位 勝点13 3勝4分10敗 22得点・32失点
 
【最新チーム事情】                 
●中断期のキャンプで守備の約束事を徹底。
●C・ヨンアピンが約1年ぶりに実戦復帰?
●P・ウタカが左足に違和感。CFが駒不足に。
 
【担当記者の視点】
 第1ステージを最下位で終え、文字通り後のない清水は、中断期に御殿場でミニキャンプを実施。田坂氏を新たにヘッドコーチに迎え、課題だった守備の再建に取り組んだ。
 
 キャンプでは、守備のエリアごとに約束事を再度徹底。前線からのパスコースの切り方、3バックのラインコントロールなどに時間が割かれた。選手らは充実感を示し、本田は「守備の修正により、失点を減らせる手応えはある。あとは試合で結果を残すだけ」と自信を覗かせた。
 
 神戸戦に向けては、P・ウタカが左足アキレス腱に違和感を覚え、出場が微妙な状況だという。長沢をG大阪に放出し、チョン・テセの登録も間に合わずCFは駒不足に陥っているが、ルーキーの北川に期待したいところだ。
 
 一方の守備陣では、C・ヨンアピンの復帰が濃厚。近頃は練習メニューをフル消化しており、今節の出場があれば、昨季15節の川崎戦以来、約1年ぶりの実戦復帰となる。
 
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ヴィッセル神戸
1stステージ成績:13位 勝点19 4勝7分6敗 17得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●柏から新加入のレアンドロは先発デビューが濃厚。
●清水からレンタル加入中のブエノは契約上の問題で出場できず。
●高橋峻は別メニュー調整。右ウイングバックは奥井が先発か。
 
【担当記者の視点】
 得点力アップへ柏から獲得したレアンドロは、移籍が正式発表された7月2日から練習に参加しており、清水戦での先発が濃厚だ。紅白戦では小川、マルキーニョスと組み、徐々に連係を高めている。
 
 一方、ここ数試合で好調を維持していた高橋峻は別メニュー調整を続けており、右ウイングバックの先発は奥井か。また、ブエノはレンタル元の清水との契約上、出場できず。しかし岩波、高橋祥が控えているためそれほど大きな問題ではなそうだ。
 
 清水とは今季、11節(●1-2)とナビスコカップ・5節(●1-2)で対戦し、連敗。ただ、「自滅した感がある」というのが選手たちの共通認識であり、苦手意識は持っていない。その2戦では大前、高木、加賀美ら清水のアタッカー陣を抑え切れずに失点を繰り返しただけに、まずは集中した守備を見せたい。
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