『ひょっとして…5人目?』子煩悩な大久保嘉人が引退会見で見せた満面の笑み!家族への報告は嬉しさと寂しさが入り混じる

2021年11月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

三男との大阪ふたり暮らしも回顧

引退会見で家族との話には笑みもこぼれた大久保。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 セレッソ大阪に所属する元日本代表FW大久保嘉人が11月22日、大阪市内のホテルで引退会見に臨んだ。

 会見冒頭で「大久保嘉人は、今シーズンをもって引退します」と切り出した大久保は、引退を決断した理由をこう語った。

「自分はプロになった時に、引退したいプランがあった。自分次第だしわからない。自分が動けるうちに、まだまだできるだろうと言われているうちに引退したい。それが今だろうと思い決断しました」

 大久保は、男の子4人の父親として、SNS上でファミリーショットを度々公開し、子煩悩としても知られる。現在は家族の下を離れ、大阪で三男とのふたり暮らし生活を送っていた。クラブの公式YouTubeチャンネルなどでも初めての家事、弁当作りなどにチャレンジする姿も公開されている。
 
 そんな大久保は家族の下へ引退の報告に行った際のエピソードをこう明かした。  

「長男は何かあると分かっている様子でした。子供たちは『ひょっとして…5人目?』と言われまして、『次は女の子?』と聞かれたのですが、そうじゃないんだけど、サッカーをやめることにしましたと伝えました」

 子供たちにとっても「今一緒に暮らしていないので、一緒に暮らせるうれしさと寂しさがあったと思います」と自身の引退に複雑な心境があったようで、また大阪でふたり暮らしをしている三男は、「友達ができたなかで離れる寂しさと、家族と一緒にいられるうれしさがあったと思います」と振り返った。

「今まで家事を何もしてこなかった自分が、(家事を)やらないと三男がかわいそうだなとか、ごはん食べさせないと瘦せていくなとか、考えるようになり、それを考えるだけでも自分としても成長したなと思います。子供のためにやらないといけないと、これまではそう思いながらも動けていなかったが、行動に移せるようになった」

 三男との生活で自身の成長も実感したことを語った大久保は、思わず感極まるシーンが多かった会見のなかでも、満面の笑みを見せていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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