現地時間11月20日にプレミアリーグ第12節が開催され、アストン・ビラはホームでブライトンと対戦。スコアレスで迎えた土壇場の84分にオリー・ワトキンスの一発でついに均衡を破ると、89分にも主将タイロン・ミングスの今シーズン初ゴールが飛び出し、２-０と劇的な勝利を収めた。

【動画】終盤の２発で劇的勝利！プレミアに凱旋したジェラードの初陣をチェック

　クラブの公式サイトによれば、今月11日に新監督に就任したスティーブン・ジェラードは、自身の初陣を白星で飾り、連敗を５でストップさせたチームに大きな手応えを感じているようだ。

「我々にとって本当に大きな日だ。この試合の前に５連敗していて、選手たちは少しナーバスになっていたようだし、観客も同様だったと思う。しかし、GK（エミリアーノ・マルティネス）のビッグセーブやマット・ターゲットのブロックなどで、前半のいくつかの重要な場面を切り抜けたなかで、後半は非常にいい出来で最終的には勝つことができた。この試合に向けて私が夢見ていたことを、選手たちが全て実現してくれたんだ」
 

　大きな一歩を踏み出したとはいえ、この１勝が現在15位に沈むチームの問題を全て解決したわけでなはい。41歳となったイングランド代表のレジェンドは、今後を見据えてこう続けている。

「ちょっとした安堵感や満足感、最後の観客の反応を見ると、明らかにここ数か月で感じたことのないような全く違った感覚を覚えるが、これはスタートに過ぎない。我々は練習場でもっと時間をかけて、試合中にあったいくつかの小さな問題を解決し、学び、成長し、より良くなって、来週さらに多くのポイントを獲得することができることを証明する必要がある」

　昨シーズンは宿敵セルティックの連覇を９でストップさせ、無敗でレンジャーズをスコットランド王者に導いたジェラードは、確かな手腕と圧倒的なカリスマ性で、降格の危機にあるビラを救うことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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