ミラン ベルルスコーニの「鶴の一声」でメクセスが契約延長

2015年07月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ミハイロビッチ監督はメクセス残留に消極的だったが…。

オーナーの鶴の一声でミランとの契約延長が決まったメクセス。現場の意向に反するこの決定は、チームにどんな影響を及ぼすか。 (C) Getty Images

 ミランは7月8日、フランス代表CBフィリップ・メクセスとの契約延長(1年間)を発表した。
 
 つい前日まで、契約延長はしないという路線が打ち出されていた。しかしオーナーのシルビオ・ベルルスコーニの強い希望で一転、新たに1年契約が結ばれることになった。
 
 シニシャ・ミハイロビッチ監督はサンプドリア時代の愛弟子であるイタリアU-21代表アレッシオ・ロマニョーリ(ローマが保有元)の獲得を希望しており、メクセスの残留には消極的だったが、オーナー自らが説得にあたった模様だ。
 
 ロマニョーリの獲得交渉はそれとは関係なく続いているが、ローマの付けた値札は3000万ユーロ(約42億円)と高額であり、ミランにとっては予算オーバー。獲得は難しい情勢だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事