負傷から復帰したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、現在のコンディションについて語った。スペイン紙『Marca』が伝えている。

　今夏に少年時代から在籍したバルセロナを電撃退団し、パリ・サンジェルマンへ加入したメッシは、悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇を目指す新天地で、大きな期待を寄せられているものの、度重なる故障で思うようにプレーできず。

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　直近でも左膝の痛みの悪化により、前半のみで交代した先月29日のリール戦（〇２-１）以来、ピッチから遠ざかっていたなか、今月12日のカタール・ワールドカップ（W杯）南米予選のウルグアイ戦（〇１-０）に76分から出場し、実戦復帰。それから４日後のブラジル戦（△０-０）ではフル出場を果たした。

　メッシはブラジル戦後に「肉弾戦のタフなゲームになることは分かっていた。プレーするのは難しかった」と振り返り、身体は本調子から程遠く、"ギリギリの状態"で臨んだことを認めている。
 

「久しぶりのプレーで、とても激しい試合を戦ったなかで、リズムを取り戻さなければならない。元気だけど体力的には明らかに問題がある。長い間試合に出ていなかったから、これだけのリズムで試合をするのは簡単ではないよ。でも幸い僕は元気なんだ。良い形で１年を終えたいと思っているよ」

　伝統の一戦で勝点１を積み上げたアルゼンチンは、５試合を残してW杯出場を決めた。宿敵撃破とはならなかったが、予選無敗を継続させたことには小さくない手応えを感じているようだ。

「勝つことはできなかったが、重要なのは負けなかったということだ。僕たちは上手くやっているし、まだ成長している」

　自身５度目のW杯出場の権利を手にし、ひとまず最低限の目標をクリアした34歳のスーパースター。今後コンディションを上げていき、いまだ発揮できていないフルパワーの力をフランスで見せつけることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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