「呼ばれた選手には厳しい」城彰二が前田や旗手のベンチ外に苦言!「残念。言っても変わらないと思うけど…」

2021年11月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もっと循環させるべき」と主張

森保監督の選手起用に城氏が苦言を呈した。(C)Getty Images

 現地11月16日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節で、日本代表はアウェーでオマーンと対戦。81分に伊東純也が決めたゴールが決勝点となり、1‐0で勝利を収めた。

 3連勝を飾ったこの一戦の前、上田綺世、前田大然、旗手怜央のベンチ外が発表されると、一部のファンから「なんのために呼んだ?」という落胆の声が上がった。11日のベトナム戦(1‐0)の結果と内容を受け、フレッシュな力に期待する意見が少なくなかったのだ。結局、ベトナム戦を含め、この東京五輪世代3人に出番は回ってこなかった。

 試合後、森保一監督のこの判断について、「残念だった」と語ったのが、元日本代表FWの城彰二氏だ。自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」で次のように語っている。

「前田や旗手を招集したにもかかわらず、結局まったく使わなかった。呼ばれた選手も厳しいし、送り出したクラブも『いらないじゃないか』となる。このへんのバランスを、もう少し考えなければいけないと思う」

【W杯アジア最終予選PHOTO】オマーン0-1日本|期待の三笘の突破から伊東が決勝点!

 1998年のフランス・ワールドカップに出場したストライカーは、「前田はJで得点ランキングのトップを走っていながら、まったく関われなかった。森保さんが考えることなんで、周りはどうこう言っても変わらないとは思いますけど…」と続け、競争の必要性を訴えた。

「年齢層が高くなってきているなかで、もっと循環させるべき。若手にチャンスを与えれば、ベテランも『負けてられない』となり、そういう中でレベルが上がっていく」

 城氏は「本当はベトナム戦でチャレンジできたのに、しなかった。今後どうするのかな」とこぼし、勝点3を奪ったことは評価しつつも、進めようとしない世代交代を危惧している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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