欧州王者イタリアまで…まさかのW杯予選PO行きを伊メディアが批判!「醜態」「EUROの代表はもうなくなった」

2021年11月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

スイスにグループ首位の座を明け渡す

最終節でドローに終り、まさかの2位に転落したイタリア。(C)Getty Images

 2大会連続の予選敗退だけは避けたいところだ。

 11月15日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループC最終節で、イタリアは北アイルランドと敵地で0-0と引き分けた。7割近いボール保持率で支配しながらも、最後までネットを揺らすことができず。ブルガリアに快勝したスイスにグループ首位の座を明け渡した。

 最後の最後で2位に転落したイタリアは、ポルトガルやスウェーデンなどに続いて来年3月のプレーオフに回った。周知のように、イタリアは前回のロシア大会でもプレーオフでスウェーデンに敗れ、60年ぶりにW杯への切符を逃している。夏のEURO2020では53年ぶりの優勝を果たし、復活を印象付けたが、4年前の悲劇が繰り返されるのか、戦々恐々という状況だ。

 この事態に、『Gazzetta dello Sport』紙は「欧州王者に当然求められることのまったく逆をした。醜態」と一刀両断。「夏に我々を楽しませ、喜ばせてくれた代表は、今はもうない。だから、3月のプレーオフで再会だ。組織し直すべき点は多いだろう」と、アッズーリ(イタリア代表)を批判している。

「タイタニックを作った街で、イタリアは北アイルランドの氷山に衝突し、そして沈んだ」

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 イタリアはスイスとの2試合でPKを2回失敗している。それぞれ決めていれば、難なくグループ首位で本大会出場を果たせていた。それだけに、ロベルト・マンチーニ監督は「決定的な対戦で2度のPK失敗があった」と悔やんだ。(Gazzetta dello Sport紙より)

「そういうミスで困難に陥ったのは明白だ。スイス戦のPK2本(の失敗)が響いた」

 ただ、終わったことを嘆いていても、W杯は見えてこない。指揮官は「3月でワールドカップ出場を決め、優勝するかもしれない」と、前向きに予選突破への意気込みを表した。

「私は完全な自信を持っている」

 欧州王者イタリアは最後に笑うことができるのか。26日の組み合わせ抽選、そして3月のプレーオフに注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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