オマーン戦の推奨スタメンは?|ブロックに穴をあける“ドリル”が必要。それを担えるのは堂安と三笘だ【記者の視点】

2021年11月15日 飯間 健

ファーストディフェンダーになれる古橋の存在は大きい

飯間記者のオマーン戦推奨スタメン。

 カタール・ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表は、11月シリーズではいずれもアウェーでベトナム、オマーンと対戦。1-0で勝利したベトナム戦に続き、オマーン戦でも白星を飾れるか。9月の予選初戦で黒星を喫している相手に借りを返したい。リベンジマッチとなる一戦に、森保ジャパンはいかなるメンバーで挑むのか。スポーツニッポン新聞社の飯間健記者に、推奨スタメンをセレクトしてもらった。

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 図式は9月2日の一戦と似た感じになるのではないか。日本はポゼッションを高める。オマーンはゴール前に鍵を掛けた守備ブロックを敷いてから、攻め残りする2トップがボールを受けてカウンターを狙う。互いの狙いどころは変わらないと予想する。

 穴がないならば、いかに穴を掘り、穴を突くか。堂安律は「コンビネーションで3、4人が絡んでいかないと」と課題を口にしたが、コンビネーションを発動させるにはブロックに穴をあける"ドリル"が必要。それを担えるのは攻撃的MFに推す堂安、三笘薫の2人だ。

 東京五輪世代の両者は、まず相手に仕掛ける意識が高い。堂安は強靱なフィジカルを活かしたカットインからの強烈ミドルもある。三笘は縦にも横にも仕掛けられる器用さがある。タメを作れる技術もある。そこにSBとボランチ、最前線に推す大迫勇也と古橋亨梧の2人が絡んでくれば全方位に選択肢ができる。

 そうなればオマーン守備陣は中央だけではなくサイドのケアもしなければならないし、ゴール前に穴ができやすくなるのではないだろうか。

 セルティックで公式戦18試合13得点の古橋の得点力は説明するまでもないが、彼の持ち味は縦への速さだけではない。海外移籍後は横からのボールの受け方にも磨きが掛かっている。今までは最前線に大迫しかいなかったが、ゴール前で2つの起点ができるのは相手の混乱を生みやすい。また守田英正を累積警告で欠くなか、カウンター対策としてファーストディフェンダーになれる古橋の存在は大きい。

 9月の初戦ではまさかの黒星。今アジア最終予選で苦戦する元凶となった。今回は絶対に勝たないといけない相手。くれぐれも"墓穴"を掘らないことを願いたい。

取材・文●飯間健(スポーツニッポン新聞社)

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