「感銘を受けたのは伊東と…」トルシエがベトナム戦で絶賛した日本の選手は?「彼をフランスのクラブに推薦したこともあるんだ」

2021年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ボールを持って何でもできる選手になった」

ベトナムでも指導経験があるトルシエが日本代表について言及した。(C)Getty Images

 2002年の日韓ワールドカップで監督として日本をベスト16進出に導き、18年~21年にはU‐19ベトナム代表も率いたフィリップ・トルシエが、「印象に残った日本人選手」を挙げた。

 11月11日に開催されたカタールW杯アジア最終予選の第5節で、日本代表はベトナム代表と敵地ハノイで対戦。前半17分に伊東純也が挙げたゴールが決勝点となり、1‐0で今予選3勝目を挙げている。

 ベトナム・メディア『Zing news』によると、両国に所縁のトルシエは、森保ジャパンについて、「ゴールと個での突破で印象を残した伊東純也に加えて、特に13番の守田英正に感銘を受けた」と語っている。

「守田がディフェンダーとしてキャリアをスタートさせたのは知っている。しかし、近年は川崎フロンターレの中盤で活躍し、J1リーグの優勝にも貢献した。彼の努力と成長への意欲はトップクラスにある。ただの守備的な選手から、ボールを持って何でもできる選手になった」

【動画】伊東純也のゴラッソが、VARでまさかの取り消し…圧巻すぎる幻のゴール
 現在はポルトガルのサンタ・クララで研鑽を積む26歳のMFについて、「プレスを回避するために、狭いエリアで状況に応じてボールを扱うことができるうえ、攻撃力もあり、ペナルティエリア内でフィニッシュに参加する準備もできている」と称賛したフランス人指揮官は、こんなエピソードも明かしている。

「約1年前、私は守田をリーグ・アン(フランス1部)のクラブに推薦したんだが、彼はポルトガルを選んだ。問題はない。そこでのテクニカルな環境が、彼がより成熟するのにプラスになると思っている」

 元々、その能力を高く評価していたようだが、ベトナム戦を見て、改めて好印象を与えたようだ。ただその守田は、ベトナム戦で相手GKとの接触プレーでイエローカードをもらい、16日のオマーン戦は出場停止になってしまった。代役に森保一監督が誰を起用するのかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「顔を踏みつけた」現地ベトナムで反響!守田と相手GKの激しい接触シーン

【画像】「日本のファンが失望を表現」と現地で話題! 日本サポーターが掲げたバナー

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