「この日が来ることは分かっていた」バルサ帰還に38歳D・アウベスは興奮を隠せず! ほぼ無給で名門再建へ尽力

2021年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

2015-16シーズン以来の復帰

今夏の東京五輪でも金メダル獲得に貢献したD・アウベス。古巣の窮地を救うことはできるか。(C)Getty Images

 バルセロナは現地時間11月12日、ブラジル代表DFダニエウ・アウベスが復帰することで、基本合意に達したとクラブ公式サイトで発表した。練習には来週から参加予定となっているものの、デビューは来年1月以降で、スペイン紙『AS』によれば、クラブの財政的な問題などにより、ほぼ無給でプレーするという。

 現在38歳のレジェンドは、2008年夏にバルセロナへ加入すると、本職のディフェンスに加え、積極的な攻撃参加でも持ち味を存分に発揮し、在籍8年間で公式戦391 試合・23 ゴールを記録。その後はユベントス、パリ・サンジェルマン、そして今年の9月に給与未払いの問題などで退団するまで、母国のサンパウロで活躍していた。

 2015-16シーズン以来の古巣復帰にあたって、D・アウベスはインスタグラムを更新し、本拠地カンプ・ノウのピッチサイドに刻まれたクラブロゴにキスをする写真を添え、以下のようにメッセージを寄せている。

【画像】バルサのロゴにキス!D・アウベスの熱い復帰報告をチェック
 
「この瞬間のために、狂ったように戦い続けて5年。こんなに時間が長くかかり、こんなにハードだとは思わなかったけど、僕の心と魂の中に、この日が来ることは分かっていた。去る前に言ったように、僕は君たちのひとりだ!この夢がどれくらい続くかは分からない。でも続く間は永遠でありますように!最初の時と同じ期待感と、世界一のクラブの再建に貢献したいという熱意とともに、僕が最も魅了される場所で、近いうちに会おう」

 今夏の東京五輪でもオーバーエイジとして、ブラジル代表の金メダル獲得に貢献したD・アウベスは、セレソンで6度、バルセロナで23度をはじめ、キャリアを通じて歴代最多46ものタイトル獲得を誇る。

 衰え知らずの鉄人は、かつて共に黄金時代を築き、背番号6を引き継いだ間柄でもある盟友、シャビ新監督のもと「引退までに50個のタイトルを獲得したい」という目標を実現することはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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