「誰もがボールを返すと思った」決勝点に繋がったアーセナルの非紳士的行為に敵将ラニエリが激怒!「敬意がない」

2021年11月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

レドナップも「アーセナルはもうナイスなチームではない」

70歳のラニエリ監督が怒りを爆発させている。(C)Getty Images

 現地時間11月7日に開催されたプレミアリーグ第11節で、冨安健洋の所属するアーセナルはワトフォードとホームで対戦し、1-0で勝利を収めた。ただ、決勝点を奪った直前の対応が、物議をかもしている。

 敵陣左サイドでボールを持ったワトフォードのダニー・ローズは、オザン・トゥファンが相手MFアンベール・サンピ・ロコンガと接触し、ピッチに倒れ込んでいるのを見て、一旦タッチラインの外へ出す。

 この場合、マイボールとなった側は相手チームにボールを返すことが慣例となっているが、アーセナルはスローインから通常通りパスを繋ぎ、攻撃を開始。ワトフォードの選手たちは両手を挙げて抗議するもプレーを続け、この一連の流れの中から、エミール・スミスがこの試合唯一のゴールを奪ったのだ。

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 非紳士的行為とも取れるやり方に、ワトフォードのクラウディオ・ラニエリ監督も怒りを隠せない。英紙『Daily Mail』によれば試合後、「我々がボールを外に出すと、誰もがアーセナルの選手がボールを返すと思っていた。怪我人がいたからボールを出したのに、この後とても奇妙なことになった」と猛批判し、敵将のミケル・アルテタに「あの行為には敬意がない」とクレームをつけたことも明かした。

 また、現地放送局『Sky Sports』で解説を務めていた元イングランド代表MFジェイミー・レドナップも「アーセナルはもうナイスなチームではない。ロコンガがファウルしたのを見ただろう。ローズはチームメイトが倒れていたから、ボールを蹴り出したんだ。普通ならボールを蹴り返す。それがスポーツ的な行動だ。しかし、アーセナルはそうせず、プレーを続けた。彼らは素早くボールを奪い、そこから何かを得ようとした」と苦言を呈した。

 ルール上では問題はないものの、後味の悪さを残す結果となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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