バルサは約6億円の契約解除金を支払えない? 古巣への帰還が迫るシャビが半額を“肩代わり”か

2021年11月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

“財政難”のバルセロナに思わぬ障害か

バルセロナの新指揮官就任が目前に迫っているシャビ。(C)Getty Images

 現地時間11月5日、カタールのアル・サッドは、指揮官であるシャビが次期バルセロナの監督に就任するため、退団することで合意したと発表した。

 シャビが帰還を望む古巣のバルセロナは、10月27日のラージョ・バジェカーノ戦の敗戦を受け、ロナルド・クーマン監督を解任。現在はBチームを率いるセルジ・バルファンが暫定で指揮を振るっている。

 一刻も早い新監督の就任が望まれるなか、後任候補としてバルサが狙いを定めたのが、過去にもオファーを出したシャビだった。ただ、アル・サッドと2023年まで契約を結んでおり、引き抜くためには契約解除金として500万ユーロ(約6億2500万円)が必要と報じられている。

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 アル・サッドはシャビの退団を認める声明の中で、「バルセロナが契約に規定された放出条項の支払いを行なった場合の移籍に同意した」と発表している。だが、スペイン紙『MARCA』によれば、「バルセロナは、ラ・リーガのサラリーキャップの問題で、この金額を満額支払うことができない」という。そのため、シャビ自身がこの金額を支払うのではないかという憶測も飛び出した。

 バルセロナに拠点を置く『MUNDO DEPORTIVO』紙によれば、「カタールのクラブがSNSで発表した契約解除条項に関する項目は事実ではない」と主張。「我々が確認した限りでは、(元々)バルサと元バルセロナの選手が半分ずつ支払うことになっており、シャビがカタールのアンバサダーとして様々なイベントに参加することで回収することになっている」と伝えた。

 こうした状況のなか、バルサとシャビは金曜日中に契約成立のため、手続きを行なっているという。新指揮官の正式な発表が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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