「皆様、ARIGATO」清水がロティーナ監督との契約を解除。後任は平岡宏章コーチが昇格

2021年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「大事な選手たちの怪我が重なるという、難しいシーズンでしたが…」

0-4で大敗した34節のFC東京戦が清水での最後の指揮となったロティーナ監督。写真:徳原隆元

 清水エスパルスは11月4日、ロティーナ監督との契約を双方合意の上、解除したことを発表。併せてイヴァン・パランコヘッドコーチ、トニ・ヒル・プエルトフィジカルコーチ、小寺真人分析兼通訳との契約も解除したことを明かした。なお、後任には平岡宏章コーチが昇格する。

 ロティーナ監督は、昨季にセレッソ大阪を4位に導き、ACL出場権を獲得させ、契約満了で退任。今季から清水で指揮を執っていた。しかし、哲学としている堅守は根付かず、チームは34節終了時点でリーグワースト3位の51失点。11月3日に行なわれたFC東京戦でも0-4の大敗を喫し、降格圏目前の16位に沈む。

 任を終えたロティーナ監督はクラブを通して以下のようにコメントした。
 
『清水エスパルスに関わるすべての皆様へ、お別れの挨拶をさせていただきます。まずは皆様に感謝を申し上げます。クラブフロントの方々、このプロジェクトの一員となる機会を与えていただき、ありがとうございます。そして、ここまでの間、支えてくれたクラブで働くすべての人たち。コーチングスタッフ。そして選手たち。彼らが毎日見せてくれたプロ意識に、とても感謝しています。なかなか、今シーズン上手くいかない中でも、誰一人ハードワークをやめることはありませんでした。

 サポーターの方々からは、いつも温かい応援をしていただきました。これからも、これまで通りの最高の力を、引き続きチームに送って下さい。皆さんの存在はとても重要です。

 今シーズン、大事な選手たちの怪我が重なるという、難しいシーズンでしたが、我々はどんな時も、大きな期待と情熱を持って仕事をしてきました。その中で、たくさんの人たちに支えられました。今まで本当にありがとうございました。

 皆様から受けた、愛情と思いやりのおかげで、私、そして私の妻も、この静岡で充実した時間を過ごすことができました。改めて感謝いたします。皆様、ARIGATO』

 清水はJ1リーグの残り4試合で、札幌、広島、浦和と対戦し、最終節はホームでC大阪を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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