現地時間11月２日、トッテナムは前インテル指揮官のアントニオ・コンテが新監督に就任したことを正式に発表した。契約期間は2023年夏までで、延長オプションが付帯している。

　トッテナムは今シーズン、ウォルバーハンプトンで実績を残したヌーノ・エスピリト・サントを招聘。開幕３連勝と好スタートを切ったが、その後は急失速してここまで５勝５敗の９位と低迷し、１日にヌーノ監督を解任していた。

　昨シーズンにインテルを11年ぶりのスクデットに導いた52歳のイタリア人指揮官には、今夏にも監督就任のオファーを出したものの、拒否されていた。だが、今回はコンテがユベントスの監督時代に共闘した同胞のファビオ・パラティチSDが口説き落としたようだ。

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　人一倍負けず嫌いの闘将は、「勝てる陣容」を整える補強を確約しなければオファーを受けないスタイルで知られている。米『ESPN』は、「トッテナムは２億8000万ユーロ（約350億円）を投じる準備ができている」と伝えており、この軍資金で説得したと見られている。

　就任１年目でプレミア制覇を成し遂げたチェルシーの監督時代以来、４季ぶりにプレミアリーグに帰ってきた"優勝請負人"が、悩める名門をどう改革するのか。大型補強の行方とともに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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