「非常にまじめ」内田篤人がルヴァン杯決勝の名古屋の堅守を絶賛!「今の名古屋を象徴している」と評価した選手は…

2021年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

MVPの稲垣やシュヴィルツォクにも言及

内田氏が称賛した3選手。吉田(左)、シュヴィルツォク(40番)、稲垣(右上)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ルヴァンカップ決勝が10月30日に埼玉スタジアム2002で行なわれ、名古屋グランパスが2-0でセレッソ大阪を下し、クラブ初のリーグカップタイトルを手に入れた。

 テレビ中継の解説を務めた宮本恒靖氏が「前半は間違いなくセレッソのペースだった」という展開を名古屋は無失点で凌ぐと、後半立ち上がりに前田直輝のヘディングシュートで先制。さらに79分にはシュヴィルツォクのシュートをGKが弾くと、「あそこに稲垣がいるんですよ。彼はそのボールを外さないですよね」(宮本)という稲垣祥のシュートで追加点で逃げ切りに成功した。

 W解説として宮本氏とともにこの試合を見守っていたディフェンダー出身の内田篤人氏は、「名古屋まじめですね」と防戦が続く展開でもチームの守備意識の高さを指摘し、「チームカラーとして非常にまじめ。残り5分でも足が止まらない」と称賛した。
 
 個人として評価したのは、MVPと得点王のダブル受賞となった稲垣のほか、「本当にいい選手」と73分に投入されたシュヴィルツォクにも言及。最前線で身体の強さを活かしたボールキープや、起点となるプレーを「背中で語ってくれて、守備陣の助けにもなっている」と評価した。

 さらに、名古屋の左SBの吉田豊については、「今の名古屋を象徴しているような素晴らしい選手」と絶賛。無尽蔵のスタミナと当たり負けしない身体の強さ、相手の攻撃の芽を摘むインターセプトや攻撃の起点にもなれるビルドアップ力を称賛している。

 そして、3日前の天皇杯に0-3と完敗しながらも、同じ相手と戦い拮抗した展開をものにした名古屋の戦いぶりを「決勝を勝つために何ができるか。監督をはじめこの試合に照準を合わせた戦いに執念を感じた。ああいう負け方をすると、ずるずる行くことも少なくない。それでもこうした戦いで勝利を勝ち取れるのは、チームとしての執念、魂のようなものを感じました」と振り返っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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