「鈴木優磨が故障中なのに…」STVVの“韓国のメッシ”、カップ戦でも非情のベンチ外で母国メディアが嘆き!「監督はイ・スンウにだけ配慮がない」

2021年10月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「指揮官は使えるアタッカーがいなかったと…」

鈴木(右)が故障中でも、カップ戦でベンチ外となったイ・スンウ(左)。(C) Getty Images

 日本人選手が7人所属するベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)で、冷遇されているのが、韓国代表として18年のロシア・ワールドカップにも出場したイ・スンウだ。

 現在23歳のMFは、バルセロナのカンテラ(下部組織)時代に、"韓国のメッシ"と持て囃されるなど、将来を嘱望された逸材だった。だが、バルサを退団して以降は、ヴェローナでもSTVVでも結果を残せず、今年1月には、ポルトガルのポルティモネンセにレンタル移籍。だが、ここでもほとんど出番を与えられなかった。

 レンタルバックされた今シーズンも、ここまでリーグ戦12試合で出番はゼロ。10月27日に開催されたベルギー・カップのラウンド・オブ32(スランに2‐3で敗戦)でもベンチにすら入れなかった。

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 この状況を母国のメディアも嘆いている。10月29日、韓国のスポーツメディア『Sportal Korea』は、「STVVの監督はイ・スンウだけ配慮しなかった」と題した記事を掲載。次のように綴っている。

「ベルント・ホラーバッハ監督は試合前、30歳以上のレギュラーは休ませる計画だと予告した。また、これまで出場機会が少なかった選手にもチャンスを与えるとも話していた。だが、イ・スンウだけは配慮しなかった。攻撃の看板選手である鈴木優磨が故障中でも、チャンスを与えられなかった」

 さらに、記事はリーグ戦ではベンチ入りが3試合しかないことに触れ、「指揮官はDFを攻撃的ポジションで使いながら、『使えるアタッカーがいなかった』と語ったこともあった。イ・スンウが構想外と言っているのと同じだ。試練は続いている」と伝えている。

"コリアン・メッシ"は、輝きを取り戻せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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