【クラシコ採点&寸評】バルセロナ1-2R・マドリー|“白い巨人”の3人を7点台に! MOMは鮮烈先制弾の「バルサキラー」を選出

2021年10月25日 下村正幸、井川洋一

バルセロナ――一番の脅威になっていたジョルディ

カンプ・ノウで激突したバルセロナ(上)とマドリー(下)。(C)Getty Images

[ラ・リーガ第10節] バルセロナ1-2R・マドリー/10月24日/カンプ・ノウ

【バルセロナ|採点・寸評】
チーム 5.5
マドリーが特段良い試合をしたわけではない。ベンゼマはチャンスを決められず、ヴィニシウスも後半はやや尻すぼみだった。それでも先制された後は、反撃の機運は高まらず、ズルズルと時間が経過するだけだった。

[GK]
1 マルク=アンデル・テア・シュテーゲン 5.5
1点目はアラバのシュートを称えるべきで、2点目は結果的にゴールを割られたとはいえ、アセンシオの強烈なシュートに素早く反応した。しかし、かつての圧倒的な存在感は失われたままだ。

[DF]
22 オスカル・ミンゲサ 5.5(46分OUT)
オープンスペースでヴィニシウスが相手だと分が悪かった。懸命に対応しようする姿勢は見えたが、ブラジル代表FWの判断ミスにも助けられた面もあり、前半限りで交代した。

24 エリク・ガルシア 5.5
果敢にドリブルで攻め込んで攻撃の起点となった。守備では61分にモドリッチのシュートを阻止するなど光るプレーはあったが、2失点目は反応が遅れた。

3 ジェラール・ピケ 5.5
ビルドアップでE・ガルシアに主役の座を譲り、守備でも特筆すべきプレーはなかった。DFリーダーとして存在感は希薄だった。

18 ジョルディ・アルバ 6.5
デパイがL・バスケスを引き付けて、その空いたスペースを突くという形から再三オーバーラップ。左サイドからの攻撃は一番の脅威になっていた。
 
[MF]
5 セルヒオ・ブスケッツ 6.5
ガビのサポートも得て、何本か"らしい"パスを前線に供給し、守備でも"らしい"インターセプトを連発した。バルサの中ではMVP評価。

30 ガビ 6(85分OUT)
持ち前のエネルギッシュさを失わず、ブスケッツを攻守にわたりサポート。精度を欠く場面もあったが、そのパスは常に明確な意図が感じられる。

21 フレンキー・デヨング 5(77分OUT)
決して全開とはいえなかったマドリーの中盤を向こうに回し、組み立て役を担えず、最終局面でもパスの精度を欠いた。ペドリが復帰すると、レギュラーの座も安泰とはいかないかもしれない。

【動画】後半アディショナルタイムに2ゴール!バルサ対マドリーの激闘

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