Jリーグは10月23日に、J１第33節の５試合を各地で開催。鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行なわれた徳島ヴォルティス対大分トリニータの一戦は、１-１の痛み分けで決着した。

　勝点29で16位の徳島と、勝点27で18位の大分。J１残留を目指す両者の戦いで、立ち上がりにさっそくチャンスを作ったのはホームの徳島だった。

　２分に右サイドの敵陣深くから岸本武流がクロスを送ると、相手DFのクリアボールがゴールに向かって飛ぶ。しかしこれはGK高木駿のセーブに遭う。

　その後は大分が、セカンドボールをしっかりと拾って攻撃を組み立て、主導権を握る。セットプレーからエンリケ・トレヴィザンや伊佐耕平がヘディングで得点を狙うも、枠を捉えられず。前半の終盤には相手の猛攻を受けたが、守備陣が身体を張って守り無失点に抑えた。
 

　後半は球際で激しくぶつかり合い、お互いに好機を得るも１点が遠く、拮抗した時間が続いたが、70分に徳島が待望の先制点を奪う。

　右CKにカカが頭で合わせたシュートはGKにセーブされるも、このこぼれ球に反応したのは宮代大聖。ペナルティエリア左から思い切りよく右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールに突き刺さる。

　しかし負けられない大分も反撃。80分、長沢駿のシュートのこぼれ球を町田也真人が押し込み、同点に追いつく。スコアはこのまま最後まで変わらず、勝点１を分け合う結果となった。

　次戦は11月３日、徳島はホームでセレッソ大阪と、大分はアウェーでアビスパ福岡と34節を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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