「僕の言葉が足らず…」槙野智章がホームタウン制についての自身の投稿を釈明。「不快な思いをさせて本当に申し訳なく思っています」

2021年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグもホームタウン制度について「撤廃・変更の事実は一切なく」と否定

自身のツイートについての真意を釈明した槙野。(C)SOCCER DIGEST

 10月17日、一部報道によりJリーグのホームタウン制度の撤廃が取りざたされた。

 この報道に反応したのが、浦和レッズの槙野智章だった。同日に自身のツイッターを更新し、以下のように感想をつぶやいた。

「仕掛けたもん勝ち。このやり方こそ、アイデアを出し行動する事、チャレンジする事に意味がある。やらないクラブは置いてかれる」

 このホームタウン制度の廃止に賛成しているともとられかねない投稿に、SNS上では物議を呼び、「これに賛成の選手いるのかぁ。。」「事実確認もせずに一選手がコメントするべきでない」「こればっかりは賛同して欲しくなかったな」「浦和さんの魅力って地域と一体となり、それが力になってるところだと思うんです」など否定的な意見が多く聞かれた。

 そんな事態を受けて、槙野は翌日自身のツイッターで以下のように、釈明と謝罪を投稿した。
【画像】槙野智章の釈明ツイート全文
「僕の言葉が足らず、日頃から熱く応援して下さっている一部サポーターやファンの方々に誤解を招き、不快な思いをさせて本当に申し訳なく思っています。

 投稿した大前提として、僕も応援してくださるサポーターや地域の方々、支援して下さるスポンサー。それら全てを含めたホームタウンが基盤にあってのJリーグだと思っています。

 そこはプロになりたいと強く願い、応援する側だった少年時代から1ミリもブレていません。

 僕は選手としての活動以外に、YouTubeなどの活動を通して、『サッカーファン以外にJリーガー達が知られてない現状』を知り、本当に悲しく感じていました。

『愛する地元のクラブだから応援する!』日頃支えてもらっている、そんな想いに加え、色んな形で他チームの選手たちの魅力までもが、少しでもいいから一人でも多くの方に感じてもらいやすい環境になったら。

 好きな選手がいるから…テレビで見た、あのチームの熱い応援が好きだから、そんな沢山の魅力を、どんな形でも知ってもらう事でファンが増えていき、どんなキッカケでもいいから、スタジアムに足を運んでもらえたら、きっとJリーグの新しい未来につながるのでは…と思って、あの投稿をしました。

 シーズン終盤に差し掛かりますが、引き続き浦和の漢としてプレーで見せられる様に頑張ります!

 いつも多くの応援、心から感謝しています」

 なお、件の報道については、Jリーグの村井満チェアマンが以下のような声明を出し否定している。

「JリーグではJクラブの本拠地を『ホームタウン』と呼び、Jクラブはホームタウンと定めた地域で、その地域社会と一体となったクラブづくりを行いながらサッカーの普及、振興に努めなければならないと定めています。

 このホームタウン制度について撤廃・変更の事実は一切なく、今後、Jクラブの営業、プロモーション、イベント等のマーケティング活動における活動エリアに関する考え方の方向性について議論しているものです。Jリーグが創設当初から掲げている地域密着の思想が揺らぐものでは全くありません」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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