【ウェストハム】モナコのDFアブデヌール獲得に前進
 
　ウェストハムは、マルセイユからフランス代表FWディミトリ・パイエを獲得したのに続き、フランスでショッピングを続けている。
 
　次のターゲットは、モナコのCLベスト８進出に貢献したチュニジア代表CBアイマン・アブデヌール。モナコが付けた2000万ユーロ（約28億円）の値札に対し、ウェストハムのオファーは1800万ユーロ（約25億2000万円）とかなりいい水準。
 
　アブデヌールにはローマ、ナポリ、インテルなどイタリアのクラブも興味を示しているが、ここまでの条件を提示しておらず、イングランド行きが濃厚な状況となってきている。
 
【マンチェスター・ユナイテッド】ナニがフェネルバフチェへ移籍
 
　昨シーズンはスポルティング・リスボンにレンタルで所属したポルトガル代表FWナニが、保有元のマンチェスター・ユナイテッドからフェネルバチェへ移籍することになった。
 
　クラブ間の合意は移籍金500万ユーロ（約７億円）、選手サイドとも細かい条件面の詰め以外はすでに合意に達している。
 
【インテル】インブラ獲得交渉は大詰め
 
　マルセイユのフランスU-21代表MFジアネリ・インブラの獲得交渉を進めてきたインテルは６月27日、18か月のレンタル料100万ユーロ（約１億4000万円）＋獲得義務1900万ユーロ（約26億6000万円）という条件でクラブ間の合意に達した。
 
　これに対して同日、やはり獲得を狙うポルトもそれに近い条件を提示して揺さぶりをかけてきたが、マルセイユはインテルとの合意を優先する姿勢を示している。
 
　インテルは28日、選手の代理人である父親と弁護士と会談し、条件面の交渉を進めており、一両日中には移籍決定にこぎ着けたい考えだ。
 
　ちなみに、ポルトの動きの背後には、ミランのパートナーとしてジョフレー・コンドグビアの獲得交渉を進めながら、最後にインテルに出し抜かれる形になったネリオ・ルーカス（投資ファンド『ドイエンスポーツ』代表）の影がちらついている。
 
文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎