「どんな可能性にも耳を傾ける」クーマン後任の最有力シャビが、バルサ指揮官就任に含み「どうなるかは分からないが…」

2021年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ラポルタ会長は監督キャリアの浅いシャビの就任に難色

現在はカタールのクラブで指揮を執るシャビ。バルサ指揮官への電撃就任はあるのだろうか。(C)Getty Images

 カタールのアル・サッドで指揮を執る元スペイン代表MFシャビが、「どんな可能性にも耳を傾ける」と語り、バルセロナ復帰へ含みを持たせている。英紙『Daily Mail』が10月10日付けで報じた。

 大エースのリオネル・メッシが去ったロナルド・クーマン体制2年目のバルセロナは、開幕から大苦戦。9試合を戦い、わずか3勝(3分3敗)という体たらくだ。指揮官へのプレッシャーが高まるなか、後任の最有力候補として名前が挙がっている41歳のレジェンドは『TVE』の取材に応じ、古巣からのオファーの可能性について、こう語った。

「どんなオファーも評価され、その後に決定されるだろう。自分の将来がどうなるかは分からないが、私はいかなるものに対してもオープンだ」
 
 ただ、以前にジョアン・ラポルタ会長は、クラブの元キャプテンをキャリアの初期段階で監督として招聘することに難色を示していた。また、元チームメイトのルイス・スアレスも現在のピッチ内外の状況から、英雄がクラブでの遺産を損なう可能性があると考え、このタイミングでバルサに復帰することに警鐘を鳴らしている。 

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 スペイン紙『Marca』は、「クーマンはおそらくチャンピオンズ・リーグのディナモ・キエフ戦までは指揮を執るだろう。だが、24日に行なわれるレアル・マドリーとのクラシコの結果が運命の分かれ目となる。奇跡が起きない限り、バルサとクーマンの将来が決まる可能性が濃厚となっていることは間違いない」との主張を展開。シャビはこれまで就任を拒んでいたが、「どうやら合意に至る見込みだ」とも伝えている。

 だとすれば、ラポルタ会長が翻意したということなのか。岐路に立つ名門と、黄金時代を築いたシャビの決断に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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