次期日本代表監督候補に、メキシコ人指揮官が浮上? 東京五輪でメキシコを率いたロサーノに打診か。現地メディアが報じる

2021年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本からの関心はこれが初めてではない」

東京五輪では日本を破り、3位銅メダルを手にしたメキシコ代表のロサーノ監督。(C)Getty Images

 現地時間10月8日、メキシコのテレビ局『Azteca Deportes』は、東京五輪でメキシコ代表を率いたハイメ・ロサーノ監督に「日本から接触があった」と報じた。

 日本代表は7日に行なわれたカタール・ワールドカップ最終予選第3節サウジアラビア戦に0-1で敗れた。3試合を終えた成績は1勝2敗。グループBでは得失点差でオマーンに差をつけて3位に留まっているものの、首位オーストラリアとの勝点差は6ポイント差と大きく水を開けられている。

 森保監督の手腕を問うような声も上がるなか、同局は「アジア最終予選で日本代表は苦戦しており、森保一監督の進退問題が浮上している。そんななか、東京で開催されたオリンピックでメキシコ五輪代表に銅メダルをもたらした指揮官が、次期候補に挙がっているようだ」と伝えている。

 また、「"ジミー"が日本から関心を寄せられたのはこれが初めてではない」ようだ。
 
「東京五輪で日本と直接対峙し、銅メダルをもぎ取った後、メキシコ人監督の手腕は日出る国における注目を生まないわけもなく、関心を呼び起こした。彼らは現実的な選択肢としてロサーノを見ており、日本サッカー協会が求めるいくつかの条件(年齢、戦術)を満たしていることに加えて、メキシコのサッカーを理想と掲げる同国のサッカーに良い影響を与えるとみられる。過去に、ハビエル・アギーレを招聘したこともあったが、彼に法的問題が浮上したため、これはうまくいかなかった」

 さらにロサーノ氏は現在フリーの状態であり、「日本に求められ、興味のあるオファーを受けた場合は、彼の国に向かう可能性もある」と指摘している。

 現時点で具体的なオファーに発展している様子はないようだが、万が一、日本代表の状況が好転しない場合、指揮官交代は現実的な問題となるかもしれない。その選択肢のひとつとして、若き指揮官の存在は無視できないと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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