「ミスを含めてすべての責任がある」森保監督がサウジ戦失点シーンに言及。今後の方向性については…

2021年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「常に進化するためには修正も必要」

「ベースの部分の方向性は間違っていない」とチームの戦いを評価する森保監督。※写真は会見中のスクリーンショット

 日本代表は10月8日、ワールドカップ・アジア最終予選でサウジアラビアと敵地で対戦し、0-1で敗れた。

 同日に試合会場となったサウジアラビアのジッダを発ち、12日のオーストラリア戦に向けて日本へ帰国するタイトなスケジュールのなか、森保一監督が現地からオンラインで囲み取材を行なった。

 指揮官は、「試合を全体で見てみると、ミスはもちろんありましたが、プレッシャーのかかった場面でもGKからボールを繋いで、相手のプレッシャーをかいくぐる、そして最後に相手ゴールへ迫るところは、プレッシャーのなかでも選手たちは非常によくチャレンジしてくれたと思っています」と試合を振り返り、失点のシーンについてはこう語った。

「ピッチサイドでプレーを見ていたところでは、お互いの意思疎通が合わずボールを下げてしまい、そこでパスがズレたことで、相手に一瞬を突かれてしまった。特に、最後パスを出した柴崎に関しては、本当にそれまでの時間ハードワークをしてくれて攻撃と守備を繋ぎ、広範囲に攻守に貢献してくれていた。そのミスだけを責められるものではないと思いますし、非常によくやってくれたと思っています。ピッチに立たなければミスも起きていないわけで、ピッチに立たせたのは監督である私。そのミスを含めてすべての責任がある」
 
 そして森保監督は、敗戦後に悔しさを滲ませる選手たちに「非常に我々にとって厳しい結果となった。しかしながら、我々がワールドカップの出場権を掴み取るということを諦めなければ、努力を続けていけば、必ず残り7戦を終えた時には我々がワールドカップ出場権を掴み取っている」と声をかけたという。

 改善点については、「ベースの部分の方向性は間違っていない」という一方で、「常に進化するためには修正も必要」とし、今後はマイナーチェンジを加え、少しずつ修正しながらチーム強化に努めるという。

 1勝2敗と苦境に立たされた日本代表を指揮官はどうマネージメントしていくか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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