日本、敵地でサウジに痛恨の黒星、首位に勝点6差… 柴崎のパスミスから決勝点を奪われる

2021年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

途中出場アル・ブリカンにミスを突かれる

日本は敵地でサウジアラビアに苦戦を強いられた。写真:JFA提供

 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア代表対日本代表の一戦が10月8日、敵地ジェッダのキング・アブドゥラー・スポーツシティで行なわれ、日本は0-1で敗れた。

 第2戦の中国戦から先発4名を入れ替えて臨んだ日本は序盤、サウジアラビアに主導権を握られ、細かいパスワークに翻弄される。すると、12分にはFKからマドゥに決定的なヘディングシュートを放たれるが、ここはGK権田修一が正面で抑え、事なきを得た。

 日本も徐々にサウジアラビアのパスワークに対して厳しいチャージで対応。高い位置でのボール奪取から効果的なショートカウンターを発動していく。24分には浅野拓磨のクロスから南野拓実のヘディングシュート、29分には鎌田大地のスルーパスから大迫勇也が抜け出し決定的なシュートを放つが、いずれもGKアル・オワイスのセーブに阻まれた。

 前半を0-0で折り返すと、日本はメンバー交代なく後半をスタート。
 
 その後半立ち上がり、日本はピンチを迎える。中盤でボールを奪われると、一気にボールを運ばれ、ガリーブに決定的なシュートを許すが、GK権田がゴールを死守。なんとかピンチをしのいだ。

 その後は一進一退の攻防となるも71分、ついに均衡が崩れる。中盤で柴崎がバックパスを送ると、これが中途半端な形となり、相手FWアル・ブリカンに拾われてしまう。そのままゴール前へ運ばれると、最後は権田の股を抜くシュートを決められ、日本は先制を許す展開となってしまった。

 日本は終盤、原口元気の絶妙な低いクロス、に古橋亨梧が飛び込むが合わせきれず。さらにオナイウ阿道もゴール前でチャンスを迎えるも枠を捉えきれない。

 結局、日本は敵地での一戦を0-1で落とし、1勝2敗で勝点3のまま。3連勝のサウジアラビアが試合終了時点で暫定首位に立ち、日本は勝点6差をつけられる厳しい状況となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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