「モリヤス監督のチームは全力で戦ったが…」AFCが中東決戦を詳報。3連勝“完璧スタート”のサウジには賛辞

2021年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サウジアラビアは狙い通りの結果を得ることができた」

大迫は決定機を迎えるも、GKアルオワイス(21番)の好守に阻まれモノにできず。写真提供:JFA

 7大会連続でのワールドカップ(W杯)出場に黄色信号が灯った日本をよそに、最高のスタートダッシュを切った中東の雄にアジアサッカー連盟(AFC)が賛辞を寄せている。

 日本代表は現地時間10月7日、カタールW杯のアジア最終予選で、サウジアラビア代表と敵地キング・アブドゥラー・スポーツシティで対戦。決定機もありながらモノにできずにいると、71分に柴崎岳の吉田麻也へのバックパスがそれたところから、フェラス・アルブリカンに決勝点となる痛恨の一発を許した。

 これで森保ジャパンは3戦を終えて1勝2敗となった一方、サウジアラビアは無傷の3連勝を達成。AFCは公式HPで「1-0で日本を破ったサウジアラビアは勝点を9に伸ばしてロード・トゥ・カタールの完璧なスタートを切った。ロシアW杯出場権獲得の決め手となったスタジアムで勝利の再現を目指していたなかで、狙い通りの結果を得ることができた」とし、試合内容を以下のように詳細に伝えている。
 
「日本は6分にシバサキが35ヤード(約32メートル)先から、意表を突いた長距離シュートを狙ったが、GKアルオワイスは警戒していて、これを弾きCKにしたのだった。30分前の時間帯にもアルオワイスは2度登場した。アサノのクロスに合わせたミナミノのヘディングシュートを防いだり、オオサコのシュートを防いだりと、いずれも反射神経を駆使したセーブを見せた。

 ハーフタイムから5分後、サウジアラビアはガリーブがゴール下を狙ったが、権田の好セーブに阻まれた。それでも71分、交代で入ったアルブリカンが、投入からわずか数分でゴールを決め、ついに均衡を破った。シバサキのバックパスのミスに反応したアルブリカンは、ゴール前に進み、左足で冷静にGKの股間を抜くシュートを決めた。

 その後、モリヤス監督のチームは同点を目指して全力で戦ったが、疲れが出てきたのか、最後の20分はチャンスを作れず、アーセナルのDFトミヤスが遠目から狙ったが枠を外れ、交代出場したオナイウも終盤の英雄的なディフェンスに阻まれた」

 12日の次戦で日本が相まみえるのは、サウジアラビアと同じく3連勝を切ったオーストラリア。両国との勝点差は6に広がり、完全に追いかける立場となったなかで、連続出場継続へ望みを繋ぐために、ホームで勝点3の獲得が求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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