「負荷が掛かった方が力を発揮できる」吉田麻也が負けられない重圧より警戒するのは?「中東で試合をすると…」

2021年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合当日はスタジアム収容率100%で開催

取材対応を行なった吉田。決戦へ意気込みを見せた。写真:JFA提供

 日本時間の10月8日にワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦(ジェッダ)に臨む日本代表が取材対応を行ない、キャプテンの吉田麻也が決戦への意気込みを語っている。

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 初戦のオマーン戦を0-1で落とし、続く中国戦も終始押し込みながら1-0の辛勝に終わった。7大会連続のW杯本大会出場へ、早くも緊張感の高まる状況となった森保ジャパン。合流した吉田は、「雰囲気は非常に引き締まっている。前回9月の1試合目の時に欠けていたところ」とチームに漂う空気感を明かす。

「やっぱりこれくらいの緊張感が精神的に最低限スタンダードにならないといけない。練習もよかった。僕がやらなければいけないのはそこを意識させること」

 グループBの強豪2チーム、サウジアラビアとオーストラリアは2連勝。もはや直接対決で負けは許されない。大きな重圧がのしかかる試合となるが、これに関して吉田は「基本的に精神的な負荷がかかった場面の方が、日本代表として力を発揮することが多い。常々日本代表に入ってからずっと感じている」と言い、「プレッシャーによってパフォーマンスがダメになることはない」と意に介さない。

 むしろ、気になるのは中東における独特の環境のようだ。
「中東で試合をするといろんなことが起こり得る。ジャッジングであったり、観客だったり、スタジアムの環境にも対応しなければいけない。イレギュラーに動じないように、そういうことが起こるんだと把握したうえで試合に臨まなければいけない」

 現地の当日の予想最高気温は37度。湿度も70%以上になる。さらに、試合が行なわれるキング・アブドゥラー・スポーツシティの収容率も100%となる見込みで"完全アウェー"での戦いとなる。

「(サウジ、豪州との2連戦は)大きな意味を持つ2試合だし、前半戦のキーになる試合。とくにジェッダでの試合は確実に難しい試合になる」

敵地での大一番へ警戒心を高める吉田。自身の言葉通り、精神的なプレッシャーを撥ね退け、ここを巻き返しへの一歩としたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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