「クラシコが運命の分かれ目に」10月24日がクーマン監督の最後の日に? 後任にはシャビ就任で合意か

2021年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アトレティコ戦が最後の指揮となる可能性があったが…」

バルセロナを率いるクーマン監督。直近2試合は不甲斐ない結果となり、責任を問われている。(C)Getty Images

 現地時間10月2日に行なわれたラ・リーガ第8節で、バルセロナはアトレティコ・マドリーに0-2で敗戦。昨夏まで在籍していたルイス・スアレスに1ゴール・1アシスタントを許し、攻撃陣も完全に沈黙した。

 これで、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージ第2節のベンフィカ戦に続いて2連敗。試合後の記者会見で、ロナルド・クーマン監督が、前半のみで交代させた19歳のニコ・ゴンサレスを「中盤でマークする選手を追わなければならないのに、相手をフリーにした」と名指しで批判するなど、現地紙『MARCA』は「不協和音がやむ気配がない」と伝えている。

 また、クーマン監督にとって「これが最後の指揮となる可能性があった」という。

「これはマスコミの捏造ではなく、ジョアン・ラポルタ会長が先週の木曜日、ジャーナリストのグループと公然と話し合っていた。だが、クラブが後任の監督を見つけられるかが問題だった。それゆえ、会長はひとまずクーマンの続投を認めた。

 だが、話し合いの場を持ったとしてもラポルタ会長とクーマンの関係は修復できない段階に来ている。いったんは続投を決めたものの、いつその決定が覆るか油断できない状況だ」
 
 また、バルサの理事会では、後任にはOBであり、現在はカタールのアル・サッドを率いるシャビの名前が上がっている。これまでは就任を拒んでいたが、「どうやら合意に至る見込みだ」という。

「クーマンはおそらくCLのディナモ・キエフ戦までは指揮を執るだろう。だが、10月24日に行なわれるレアル・マドリーとのクラシコの結果が運命の分かれ目となる。奇跡が起きない限り、バルサとクーマンの将来が決まる可能性が濃厚となっていることは間違いない」

 同紙は17日のバレンシア戦、20日のディナモ・キエフ戦、24日のクラシコは「クーマンにとっての最終テストになる」と報じている。リオネル・メッシを失い、難しいシーズンを送るバルサとクーマンは、この苦境をどのように切り抜けるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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