徳島が今季2度目の連勝で降格圏脱出!垣田の2発、バケンガの来日初弾で上位の鳥栖に3-0勝利

2021年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

鳥栖はACL圏内が遠のく痛い敗戦に

7節以来となるゴールで先制し、追加点も記録した垣田。(C)J.LEAGUE

 J1リーグは10月3日、第31節の3試合を各地で開催。鳴門・大塚スポーツパーク・ポカリスエットスタジアムで行われた徳島対鳥栖の一戦は、3-0でホームの前者が勝利を収めた。

 試合開始前まで17位と降格圏からの脱出を目指すホーム徳島と、ACL圏内の3位神戸と勝点6差の7位鳥栖。どちらにとっても勝点3が必要な一戦となった。

 前節、終盤の一撃で仙台に勝利し、連敗を6で止めた徳島は、スタメンを2選手入れ替え、DFジエゴとFW垣田裕暉が入った。

 一方、前節福岡に0-3と敗れたアウェーの鳥栖は4人を変更して臨む。島川俊郎、飯野七聖、岩崎悠人、酒井宣福を起用した。

 試合は、一進一退の攻防で推移した。

 徳島は12分にCKからジエゴが頭で合わせる。鳥栖も岩崎のドリブルからチャンスを創出する。しかし両GKがそれぞれしっかりとセーブする。

 均衡を破ったのはホームチームだった。自陣深くまで鳥栖に押し込まれるものの、ボールを奪ったボランチの鈴木徳真が鋭いスルーパスを供給する。これに反応したのは垣田だった。GKを除き全選手が徳島陣内に上がっていた一瞬の隙を見逃さず、独走状態になると、ペナルティエリア内まで持ち上がり、GKの動きを冷静に見極めゴール左に流し込んだ。
 
 垣田の24試合ぶりのゴールで先制した徳島は、41分に追加点を挙げる。

 左サイドの西谷和希がせんらーライン付近からスルーパスを供給。開いてきた垣田がトラップで、飛び出したGK朴一圭をかわすと、右足に持ち替えて角度のないところから丁寧に無人のゴールへシュートを収めた。

 2点ビハインドを背負った鳥栖は、後半頭から大黒柱のエドゥアルドに代えU-22日本代表にも選出された中野伸哉を投入。相手にチャンスを作らせずじわじわと敵陣に押し込んでいくものの、セットプレーの流れから三度失点を許してしまう。

 FKからのボールを一度は奪うものの、GKへのバックパスを狙われ、ムシャガ・バケンガに奪われる。これを無人のゴールに流し込まれ、バケンガの来日初ゴールでリードを3点に広げられる。

 その後もGKを除き全員が敵陣内に入り込む時間帯も作ったが、最後までゴールが遠く、0-3のままタイムアップを迎えた。

 この結果、今季2度目の連勝となった徳島は勝点を29に伸ばし湘南をかわして降格圏脱出。鳥栖は同51で変わらず、ACL圏内が遠のく痛い敗戦となった。

 10月16日の次節、徳島は敵地で横浜FCと激突。鳥栖はホームで湘南を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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