遠藤保仁のアシストでルキアンが先制弾! 磐田が町田に2-1で勝利し、首位に浮上!

2021年10月03日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

遠藤は絶妙な浮き球のスルーパスで先制点をアシスト

先制点を決めたルキアン(11番)。華麗なループシュートでネットを揺らした。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグのFC町田ゼルビア対ジュビロ磐田が10月3日、町田GIONスタジアムで行なわれ、2-1でアウェーの磐田が勝利した。

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 立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、磐田が強固な守備とポゼッションで徐々に試合の主導権を握る。すると11分、後方でのビルドアップから、遠藤保仁が絶妙な浮き球のスルーパスを供給。相手の最終ライン裏に抜け出して反応したルキアンが、相手GKとの1対1を華麗なループシュートで制し、先制に成功した。

 さらに磐田が畳みかける。23分、ルキアンが中央で相手にボールを奪われかけたが、右サイドに流れたこぼれ球を鈴木雄斗が拾ってクロスを送る。これが相手DFのクリアミスでオウンゴールとなり、追加点を挙げた。

 2点を許した町田も反撃する。37分、左サイドから平戸太貴がライナー性のボールで右サイドに展開。パスを受けた太田修介はカットインから左足を振り抜く。シュートは相手GKに防がれたものの、敵陣深くまで攻め込んだ象徴的なシーンだった。
 
 ハーフタイムで町田は、中島裕希に代えてドゥドゥ、土居柊太に代えて三鬼海、長谷川アーリアジャスールに代えて岡田優希を投入。3枚同時交代で一気に勝負に出た。

 すると勢いが増した町田は56分、右サイドの太田が左サイドに展開すると、走り込んだ髙江麗央がクロスを送る。これが相手DFに当たってコースが変わり、オウンゴールで1点を返した。

 さらに町田が攻め続け、64分にはFKからドゥドゥがビッグチャンスを掴む。しかしシュートは相手GKに弾かれ、得点とはならなかった。

 その後も磐田は押し込まれる時間帯があったものの、粘り強い守備で逃げ切るだけでなく、終盤には反転攻勢に出て何度か相手ゴールに迫った。試合は2-1でタイムアップ。勝点3を積み上げた磐田は首位に浮上し、昇格に向けてさらに前進した。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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