「ふてくされは必要ない」マンU指揮官がベンチで問題行動のオランダ代表MFに言及。「私はここで誰よりもサブを務めた」

2021年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

代理人は「カップ戦要員ではない」と発言

スールシャール監督(右)が、出番がないことに不満を募らせるファン・デベーク(左)について語った。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が、ベンチで問題行動を取ったドニー・ファン・デベークについて語った。英紙『Daily Mail』が10月1日付けで伝えている。

 その行為をしたのは、9月29日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージ第2節、ビジャレアル戦(〇2-1)の89分。スールシャール監督がジェシー・リンガードとフレッジを送り込んだ場面だ。

 ベンチで出番を待っていたファン・デベークは、声が掛からないことに不満を露わにし、あろうことか噛んでいたガムをスールシャール監督らがいるテクニカルエリア辺りに、投げつけたのである。さらには、ウォームアップから戻ってきて出番がないことを告げられた際には、ビブスも地面に投げつけていたと報じられている。

【画像】ベンチで不満爆発!ファン・デベークはガムを投げ捨てる

 スールシャール監督は「選手たちはみな、もちろんピッチに立ちたいと思っている」と、不満を抱く気持ちには、一定の理解を示している。

「私は、おそらくこのクラブの誰よりもサブを務め、その記録を持っているはずだ。何度か不愉快な思いをしたが、監督が決めることだからね。悔しい気持ちは分かるが、出番が来たときのエネルギーや決意に繋げなければならない。それを見せてくれ。ドニーだけでなく、全ての選手に言えることだ」
 
 ただ一方で、「エネルギーを無駄に消耗したり、ふてくされている者は必要ない」と、チームの輪を乱す行動には厳格な姿勢を見せている。

「チームには世界レベルの選手が揃っている。共に成功しようとするならば、ポジティブなエネルギーが必要だ。ドニーがチームにネガティブな影響を与えたことは1度もない。しかし、選手がチームに悪影響を与えるのを目にしたら、話は別だ。そうなれば、おそらくもう少し厳しい態度を取るだろう」

 先日、ファン・デベークの代理人を務めるギド・アルバース氏は、オランダのテレビ番組で、今夏にユナイテッドがオランダ代表MFを引き留めるために、エバートンへの移籍を阻止したことを明かし、「ドニーはカラバオカップやFAカップ要員の選手ではないし、ヨーロッパの試合だけでプレーする選手でもない。プレミアリーグでプレーするためにイングランドに行ったんだ」と語っていた。飼い殺しのような状況に、鬱憤が溜まっているのだろう。

 ユナイテッドは2日にそのエバートンとプレミアリーグ第7節で対戦するが、苦境に立つ24歳に出番は訪れるのか。ここまでリーグ戦でのプレータイムはわずか8分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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