「マコトの凄さは知っていたが…」先発復帰した長谷部誠を、フランクフルト監督が改めて称賛! ファンからは"起用継続"を望む声

2021年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「非常に賢いプレーを見せてくれた」

6試合ぶりの先発で、安定したパフォーマンスを披露した長谷部。(C)Getty Images

 フランクフルトに所属する長谷部誠は、9月30日に行なわれたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節のアントワープ戦で6試合ぶりに先発し、今シーズン初勝利に貢献した(〇1-0)。

 37歳の働きぶりを、今シーズンから指揮を執るオリバー・グラスナー監督は試合後の記者会見で「素晴らしい仕事をしてくれた」と絶賛した。現地メディア『Ligainsider』が伝えている。

「彼が素晴らしい選手であることはもちろん知っていた。状況判断が早いので、デュエルでも単純に賢く振る舞える。例えば、マルティン・ヒンターエッガ―が引き出されそうになる場面でも、彼はインターセプトでそうなる前に阻止するなど、クレバーなプレーを見せてくれた」
 
 その長谷部は両ふくらはぎの痙攣のために72分で交代した。週末には絶対王者バイエルンとの対戦を控えており、「バイエルン戦に間に合うかはわからない」としつつも、「帯同することになると思う」と見解を述べた。

 頼れるベテランの復帰には、現地のサポーターからも様々な意見が上がっている。同メディアは「ハセは永遠に35歳から歳をとらない少年だから。これからもきっとやってくれる」「彼がもたらすものは数字よりも大きいんだ」「また彼が復帰して勝利した。これが意味するものはひとつ。続けて試合に出るべき」といった声を紹介している。

 一方で、「永遠にマコトがいられるわけじゃない」「無理をさせずに起用してほしい」「選手はなぜ彼のプレーからもっと学ぼうとしないのか。ずっと甘えてはいられない」といったチームの現状を危惧するコメントもあったようだ。

 37歳になった今も、長谷部がフランクフルトに欠かせない戦力であるのは疑いようがない。改めて実力を示したベテランを、今後グラスナー監督はどのように起用していくのか、注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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