「素晴らしい」4失点大敗も、復帰した古橋亨梧のプレーを現地紙が称賛!「セルティックで唯一ポジティブ」

2021年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミスを帳消しにするパフォーマンス」

ゴールは奪えなかったものの、キレのある動きを披露した古橋。(C)Getty Images

 決定機をゴールにつなげられなかったことへの批判もあるだろう。一方で、復帰初戦でチームメイトよりも好印象を残したとの見方もある。

 現地時間9月30日のヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節で、セルティックの古橋亨梧は約1カ月ぶりに戦列復帰を果たした。だが、チームはレバークーゼンにホームで0-4と敗れている。

 日本代表の一員として臨んだ中国戦で負傷し、クラブでも以降の試合を欠場してきた古橋だが、復帰を果たした初戦でスタメンリストに名を連ねると、開始早々にビッグチャンスを迎える。だが、相手守備陣に阻まれると、その後のGKと1対1の好機でも得点できなかった。

 後半立ち上がりにも相手守護神ルーカス・フラデツキーのセーブに遭い、古橋は74分までのプレーでネットを揺らすことができず。一方、チームは前半で2点のビハインドを背負うと、後半にも2ゴールを許して敗れた。

【PHOTO】移籍直後から得点量産中!スコットランドの強豪セルティックで活躍する古橋亨梧を特集!
 試合後、地元紙『Irish Mirror』は、この日の試合における3つのポイントのひとつが「キョウゴ・プロトコル」だと、古橋のパフォーマンスに賛辞を寄せている。

「この夜のセルティックでひとつポジティブなことを挙げるなら、再びキョウゴ・フルハシが素晴らしいパフォーマンスをしたことだ。ひざの負傷から復帰し、最初からレバークーゼン守備陣に多くの問題を引き起こした」

 同紙は「0-0の時点で2度の得点機会を手にし、後半立ち上がりの反転からの強烈なシュートでフラデツキーを襲った」と続けている。

「絶好のチャンスをフイにしてしまったが、ほかの選手たちと違い、彼のパフォーマンスはミスを帳消しにできるほどのものだった」

 セルティックはこれでEL開幕2連敗と厳しい状況に立たされた。リーグ戦でも直近2試合で1分け1敗と、公式戦4試合で白星から遠ざかっている。自身が不在の間、負傷者続出もあって苦しんだアンジェ・ポステコグルー監督のチームを、古橋は再びけん引できるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】古橋亨梧がELプレーオフ第1レグで決めた"滑り込みボレー弾"

【PHOTO】2021年夏に欧州で新天地を求めたサムライたち
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事