「この試合を担当するレベルにない」モウリーニョ、ダービー敗戦で主審とVARに怒り! 試合後のラツィオの対応にも不満

2021年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「判定じゃなく、サッカーについて話したがるとは」とメディアにも皮肉

ダービーに敗れ、判定に不満を爆発させたモウリーニョ。(C)Getty Images

 世界でも有数のアツさを誇るダービーマッチで、3試合白星がなかった宿敵を相手に敗れれば、心中穏やかでないのも不思議ではない。

 9月26日のセリエA第6節で、ローマはラツィオに2-3で敗れた。19分までに2点を先行されると、ハーフタイムまでに1点を返したものの、後半に追加点を献上。再度1点差に詰め寄ったが、追いつくには至らなかった。

 試合後、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、判定への不満を隠していない。指揮官が怒りをぶつけたのは、ラツィオの2点目を巡る判定。ニコロ・ザニオーロがボックス内で倒され、PKをアピールするも笛が鳴らず、カウンターからペドロのゴールを許した場面で、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)の介入で判定が覆ることもなかったのが納得いかないようだ。

【動画】判定は妥当? モウリーニョが激怒した問題のシーン
 
 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、モウリーニョは「10年前にイタリアで指揮した者としては、プレーから勝利への意欲まで、イタリアのサッカーは大きく向上したと感じている。ただ、残念ながら、主審とVARはこのレベルの試合を担当する次元ではなかった」と糾弾している。

「主審はピッチで、VARはピッチ外で間違えた。ルーカス・レイバに対する2枚目のイエローカード(が出なかったこと)も大きい。10人になれば違う。(前節カード2枚で退場となり、ダービーで出場停止だったロレンツォ・)ペッレグリーニと似た状況があった。主審が決定的になった」

 さらに、モウリーニョは「終盤にラツィオが好きなようにマネジメントできたのは、主審がそれを認めたからだ」とも主張。先制を許した場面でローマの守備陣中央にスペースができたことを指摘されると、「イタリアのサッカーは本当に変わったよ」と述べた。

「こういう試合の後で君らメディアが判定じゃなく、サッカーについて話したがるとはね」

『Gazzetta dello Sport』紙によれば、モウリーニョはラツィオが試合後会見をリモートにしたことにも不満を表し、リーグ関係者に文句を言っていたという。同紙は、「スペシャルワンの怒りと誇りのすべてを示すショー」だったと報じている。

 首位ナポリとの差は6ポイントに広がった。開幕直後は公式戦6連勝と好調だったローマだが、ここ3試合で2敗とブレーキがかかりつつある。カリスマ指揮官は、ダービー敗戦の落胆を払しょくし、流れを変えることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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