【移籍市場超速報】続くインテルの「攻勢」バルサのモントーヤ獲得にも前進

2015年06月26日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

インブラの交渉は詳細の詰め、ヨベティッチの代理人とも会談予定。

バルサ生え抜きの右SBモントーヤの獲得交渉を進めるインテル。一両日中にも合意が成立しそうだという。 (C) Getty Images

 インテルがここ数日進めてきたジアネリ・インブラ(マルセイユ)の獲得交渉が大詰めに入っている。ジョフレー・コンドグビアの獲得決定で、一旦はクラブ間の基本合意が反故になるかと思われ、ミラン、ナポリがそこに割って入る動きもあったが、6月24日から25日にかけてインテルが再び動き出し、交渉が一気に進展した。
 
 マルセイユは来シーズンのレンタル料と来夏の移籍金(買い取り義務あり)の合計額を1900万ユーロ(約26億6000万円)から2000万ユーロ(約28億円)に上げることを要求、インテルがこれに応じたことで最終合意に大きく近づいた格好だ。
 
 インテルはまた、バルセロナ生え抜きの右SBマルティン・モントーヤの獲得にも動き出している。クラブ間の交渉は、買い取りオプション(義務ではなく)付き2年レンタルという条件で進んでおり、一両日中にもまとまる可能性がある。
 
 さらに前線ではステバン・ヨベティッチ(マンチェスター・シティ)の獲得に向けて、来週に代理人との会談が予定されている。
 
 インテルが活発な動きを見せているのは「買い」だけではない。「売り」に関しても、プレミアリーグ昇格が決まったワトフォード(オーナーはウディネーゼと同じポッツォ家)がMFズドラブコ・クズマノビッチ、DFダビデ・サントンにオファーを出し、クズマノビッチは移籍がほぼ決まっている。
 
 さらにDFファン・ジェズスにもスパルタク・モスクワからオファーが舞い込んでいるが、これは選手サイドが拒否する可能性が強い。
 
 いずれにしてもここまでのメルカート(移籍マーケット)ではインテルが絶対的な主役を演じていることは間違いない。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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